タカハシくんの投信生活
金融商品の販売にトラブルが多い理由
前回、金融商品取引法についてとりあげましたが、確かに、金融商品のセールスをめぐる問題は多いというのは事実なのでしょう。
但し、その理由は、金融商品の評価というものが、非常にシビアであり、ある意味でとても透明性のある評価を受ける商品であるからというのも一つの理由ではないかと思っています。
たとえば、店員さんに勧められるがまま、洋服を買ってしまい、結局何度も着ないまま、タンスの奥に放置され、大掃除などの時に、「ああ、あんまり着てないけれど、たぶんもう着ないな・・・」などとゴミとして捨ててしまったという経験は、皆さんにも一度や二度はあるのではないでしょうか。
この場合、「価値の認められないものを勧められるがまま買ってしまった」わけですが、たとえ、処分する瞬間にちょっと心は痛んでも、それをいつまでも引きずることはないでしょうし、それを腹に据えかねて、店に文句を言いに行く人もあまりいないでしょう。
なんとなく、勧められて、儲かるような気がして買ってしまった金融商品というのも、きっと理屈の上では、この洋服の例と同じことです。但し、違う点は、洋服ならゴミ袋にいれておしまいですが、金融商品の場合、多くの場合、購入した金融機関で、手続きをして売却しなければなりません。
そして、ご丁寧にルールに則って、明細書をくれますから、否が応でも、自分がいついくらで買って、どれだけの価値を失ったかを目の前に突きつけられます。
もし、その時に、自分に商品を勧めた担当者が目の前にいたりすれば、「お前が勧めたから買ったのに!」と文句のひとつも言いたくなるのが人情というもので、いきおい、トラブルに発展しやすいのも道理です。
たとえば、実際にはありえないことですが、もしも、洋服について、ゴミ対策の一環として、一般のゴミとして捨てることが禁じられて、必ず購入した店舗に返却しにいかなければならないというルールになり、しかも返却時には、「購入価格、使用回数、1回あたりの単価」が書かれた明細書が渡されたりすることになると想像してみてください。
きっと、そうなれば洋服の販売をめぐるトラブルは、急増することだろうと思います。この場合、本来正しい"評価"がされているのは、金融商品のほうで、洋服については、評価から気をそらしやすいということにすぎません。
金融商品販売のルールをめぐっては、「金融商品を商品としてみる視点が欠けていて、その結果、契約をめぐるルールつくりが遅れている」という指摘があります。確かに、それは一面において真実ではあると思いますが、一方で、評価がきちんとフィードバックされるという性質においては、金融商品は、どの商品よりも透明で、優れているといえるでしょう。
透明に評価されることをめぐるトラブルについては、それを一方的に商品やセールスの問題にするのはいかがなものかと思います。もちろん、高齢者など、"適合性の原則"の観点から、十分な配慮をしなくてはならないケースもあるでしょうが、原則としては、このシビアなフィードバックを自分自身で受け止めて、自らの行動を反省することが、苦いかもしれませんが良薬なのではないでしょうか。(updated 10-28-07)
| 購入ファンド | 基準価額 | 評価損益 |
| ノムラ外貨MMF ユーロマネー・マーケット・ファンド | 83,218円 | (+33,218円) |
| ノムラ外貨MMF 豪ドル・マネー・マーケット・ファンド | 110,948円 | (+60,948円) |
| トピックス・インデックス・オープン | 78,560円 | (+28,560円) |
| PRU国内株式マーケットパフォーマー | 15,531円 | (+5,531円) |
| 野村MMF | 392円 | (+392円) |
| 野村MRF | 646,248円 | (+6,248円) |
| MHAM物価連動国債ファンド | 195,487円 | (-4,513円) |
| 合計 | 1,130,384円 | (+130,384円) |
(注)合併による社名変更に伴い、「DKA物価連動国債ファンド」は「MHAM物価連動国債ファンド」にファンド名が変更になりました。
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