投資信託トピックス

BRICs ファンド

最近注目を集めているファンドにBRICsファンドがあります。BRICsは、ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の頭文字をとったもので、米国の証券会社であるゴールドマン・サックスが2003年10月に発表した「Dreaming with BRICs: The Path to 2050」と題するグローバル経済レポートの中で初めて使った言葉だと言われています。同レポートは、ブラジル、ロシア、インド、中国経済は今後最も急速に成長を遂げる経済であるとした上で、今後40年以内に、BRICs経済は、米ドル・ベースでG6の経済よりも大きくなる可能性がある(現在は約15%程度)と予測するなど、今後数十年間に世界経済のバランスが現在とは大きく変化したものとなることを示唆するものでした。このBRICsに的を絞って投資するファンドを一般にBRICsファンドと呼びます。

 

日本でもBRICsを投資対象とするファンドが増えています。例えば、2004年7月には、UBSグローバル・アセット・マネジメント株式会社が運用する「ニュー・メジャー・エコノミーズ・ファンド」が設定され、日本国内で販売が開始されました。「ニュー・メジャー・エコノミーズ・ファンド」は、今後高い経済成長が見込まれるブラジル、ロシア・東欧、インド、中華圏の株式市場に投資することにより投資元本の成長を目指すオープンエンド契約型の米ドル建て外国籍投資信託(アイルランド国籍)で、典型的なBRICsファンドと言えます。

 

その後は、BRICsの中でもインドに投資するファンドの設定が相次いでいます。2004年9月30日には、ピーシーエー・アセット・マネジメントがインド株式を主な投資対象とする投資信託としては日本初となるPCAインド株式オープン(ファンド・オブ・ファンズ)を設定しました。その後、2004年11月30日にHSBCアセット・マネジメントがHSBCインド株式オープンを設定。更に、12月20日には、UFJパートナーズ投信が、UFJパートナーズ・ドイチェインド株式ファンドを、ドイチェ・アセット・マネジメントがドイチェ・インド株式ファンドを設定しています。

 

BRICsファンドは、今後高い成長が期待できる国々に投資するために、高いリターンが期待できますが、同時に先進国に投資するファンドに比べ、政治的リスク、流動性リスク、為替リスク、信用リスクが高いファンドであり、高いリスクをとってでも高いリターンを期待投資家向けのファンドです。

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