2. どのような債券を保有していたか
エンロン社が発行し、投信各社が購入したのはいわゆるユーロ円債(日本国内ではなく、外国で発行登録が為された円建て債券のことであると考えてください)でした。また、各社の各ファンドが持っていたエンロンの債券は、主に3種類程度にまとめられると思います。 a) 2002年5月〜6月償還のもの b) 2003年6月償還のもの c) その他 この3種類に分けたのは、2001年秋の段階で、投資信託がこれらの債券に対して異なる扱いをしていたためです。「扱い」とは、具体的には「評価」つまり「基準価額を計算する時に、エンロンの債券の価格をいくらとカウントするか」ということです。この「債券の評価」についてはFAQの「公社債投信の基準価額はどう決まるの?」をご覧ください。c) その他には、エンロンの米ドル建て社債を日本円での元利払いに変換するために仕組債の形にしたものなどが含まれますが、ここでの仕組債は比較的単純で、エンロンの発行する円建ての債券を保有している以上の意味はありません。残存期間によって、a)やb)とほぼ同様の性質を持っています。