7) レジデュアルリスク
αが発生するような積極的な運用をするということは、同じだけのシステマティックリスクを取ったインデックスファンドとリスクフリー金利の組み合わせとは異なるリターンの変動=リスクが発生することを意味します。この、システマティックリスクとは無関係に発生するリスクをレジデュアルリスクといいます。リターンの場合はレジデュアルリターン=αは引き算で求めることが出来ましたが、一般にリスクの場合は単純な足し算・引き算でその大きさを計算することはできません。
アクティブ運用にもいろいろな程度があり、人によっては個別株式一本釣りで勝負しますし、別の人はインデックス運用に多少色をつけた程度のアクティブ運用を行います。つまり、人によって取っているレジデュアルリスクの大きさは様々です。投資信託のアクティブ運用担当者も同様です。それならば、これまで説明してきた考え方同様、単純なαではなく、「取ったレジデュアルリスク当たりのレジデュアルリターン」でパフォーマンスを見るべきだと思いませんか?こうしたとき、一般には情報比(IR: information ratio)と呼ばれる指標が使われます。
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投資信託の場合ならば、このIRを見ることで、アクティブ運用担当者がどれぐらい効率よく、レジデュアルリスクを取っているかを測ることができます。IRは、スタイルマネジメントなどの方法を使って多数のアクティブ運用者に分散して資金を運用させるとき、有効なパフォーマンス評価測度です。
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