1.三洋投信委託のMMF元本割れ
2000年8月30日、三洋投信委託の運用するマネーマネジメントファンド(MMF)の基準価額が1口 = 1円の投資元本に対して0.9984円になりました。MMFは1992年に日本で初めて設定されて以来、比較的安全性の高い貯蓄性商品として位置づけられており、実際に、どの運用会社のMMFも基準価額が投資元本を下回ったことはありませんでした。MMFといえども本来的には投資信託であり、だれもその収益や元本を保証していないので、元本割れという事態は決して異常とはいえないのですが、社会通念としてMMFは安全であるというコンセンサスが投資家・販売会社・運用会社に共通して出来上がってしまい、その結果MMFは安全(性が高い、ではなくほぼ完全に安全)な投資対象とみなされるようになってしまっていました。