MMFの元本割れはどんなときに生じるのか (by P太郎)
2. 資産の評価価額
投資信託の純資産額は保有する資産の評価価額の合計です。例えば評価価格が100円の債券額面100億円と評価価格が99円の債券額面100億円を保有していれば純資産は199億円です。仮に一口元本1円の受益証券を199億口発行していれば、基準価額は1円になります。ここで問題になるのは、この「評価価格」とはどんな価格であるか、ということです。おおざっぱに言って3種類あります。
- 時価: 現在投資信託の保有する証券のほとんど、例えば株式や外国証券や長期債は、長期公社債投信などの場合を除いて、全て取引所の価格や証券業協会の公表する基準気配値、あるいは運用会社が証券会社や銀行から入手した時価を評価価格に使っています。
- 取得価格: 長期公社債投信は、2001年4月以降に始まる決算期までは多くの資産が取得価格またはそれに準じる価格で評価されています。また、取得価格に準じる評価方法として、1年以内に償還の来る債券、及び償還まで保有することを前提に保有している債券(純資産の10%まで認められています。満期保有債券と呼ばれます)は、アキュムレーション・アモチゼーションと呼ばれる、取得価格を元にした方法で評価されています。
- 理論価格: 公正な時価が入手しづらい債券については、金利などを用いた推定した時価、という形で、理論価格による評価が行なわれることがあります。
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