地域特化型ファンドとは
地域特化型ファンドとは、投資対象を特定の県や地域に限定した投資信託のことです。追加型の株式投資信託の形態をとっており、国内株式型一般型に分類されています。
地域特化型ファンドの多くは「地域の企業を応援することで、地域社会の成長に貢献する」というコンセプトを打ち出しています。銘柄選択に関しては、時価総額による組入れと個別銘柄の評価による選択を組み合わせたものが中心です。2002年4月16日に設定された「静岡ベンチマーク・ファンド」を皮切りに、「東海3県ファンド」「九州特化型日本株式ファンド(愛称:がんばれ九州)」「茨城ファンド(愛称:コラボいばらき)」と設定が相次いでいます。販売会社はその地域を拠点とする地方銀行が中心であり、地方銀行側にコンセプトが明確で投資家にとってわかり易い(説明し易い)ファンドが欲しかったということが背景にあるようです。 地域特化型ファンドの主要投資対象は特定の県あるいは地域の上場企業と店頭登録企業となっていますが、特定の県、地域に本社を置く企業だけでは投資対象ユニバースがかなり限定されることから、その県や地域に進出している企業も投資対象に含めているファンドもあります。進出企業を組入れ対象とすることで、特定の県や地域の上場企業に限定するよりも分散が図られると同時に、ファンドの特徴がわかりにくくなるというジレンマも生じます。
地域特化型ファンドのリスク
投資信託のメリットの一つは分散投資にありますが、地域限定ファンドは、投資地域が限定されることで、集中投資によるリスクを負うことになってしまい、投資信託の持つ本来の特性を生かし切れないという懸念が生じます。投資対象ユニバースの銘柄数が限定されるために、1銘柄当たりの資産配分が比較的高くなるというリスクも含んでいます。1銘柄の動向がファンドの基準価額に与える影響が大きくなるわけです。投資対象が地理的に限定されているため、その地域の経済的あるいは政治的要因の影響を強く受ける可能性もあります。
地域特化型ファンドは、その地域に住む投資家にとっては、馴染みのある企業に投資するため理解し易いというプラス面があると同時に、集中投資というリスクをはらんでいることを理解した上での投資が必要になります。
地域特化型ファンドの例
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