国内最大ファンド・ランキング(2015年8月)


投資信託事情・投信まとなびによると、2015年8月の国内最大ファンド上位50位(追加型株式投資信託ETFは除く)は除く)は次の表の通りでした。

新光投信が運用する「新光US-REITオープン<<ゼウス>>」が11カ月連続して1位をキープしました。しかし、同ファンドの2015年8月末の純資産総額は約1.28兆円で、2015年7月末に比べて約849億円減少しています。また、同ファンドの2015年8月末の基準価額は4,367円で、前月の4,689円から下落しました。なお、純資産総額上位50位までのファンドの中で、基準価額が10,000円を超えているファンドはわずか15本にすぎません。

純資産総額上位2位から10位までのファンドの順位については、1位から3位に順位の変化はありませんでした。先月4位だった「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月)」が6位に転落し、先月5位だった「フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無)」が4位に、先月6位だった「グローバル・ソブリン・オープン(毎月)」が5位に浮上しました。また、先月10位だった「ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月)」が12位に順位を落とし、11位だった「ワールド・リート・オープン(毎月)」が10位に順位を上げました。

分配頻度を見ると、上位50位中41ファンドが毎月分配型のファンドで、年1回分配ファンドが7本、年2回分配ファンドと年6回分配ファンドが各1本でした。

投資対象資産で見ると、引き続き、外国のREIT(不動産投資信託)や外国の債券に投資するファンドが多く見られました。

純資産総額上位50位ファンドの月中の資金増減を見ると、最も資金増加額が大きかったのは、25位の「グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド《健次》」で、増加額は552億円でした。次に資金増加額が大きかったのはニッセイアセットマネジメントが運用する37位の「JPX日経400アクティブ・プレミアムオープン(毎月)《JPXプレミアム》」で増加額は、451億円でした。次いで、33位の「日本株アルファ・カルテット(毎月)」の+445億円でした。

資金増加額が最も大きかった「グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド《健次》」は、三菱UFJ国際投信の運用するファンドで、世界主要先進国市場のヘルスケア・バイオ関連企業の株式を主要投資対象としています。設定されたのは2004年2月27日で、信託期間は2029年2月27日までです。

一方、月中の資金減少額が最も大きかったのは、8月も「野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(米ドル)毎月」(7位)で、減少額は前月比約490億円でした。次いで減少額が大きかったのは、12位のピクテ投信が運用する12位の「ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月)」で、減少額は134億円でした。次いで「グローバル・ソブリン・オープン (毎月)」の-125億円でした。

【国内最大ファンドランキング(2015年8月)】
順位 運用会社 決算回数 ファンド名 月末純資産(億円) 月中資金増減(億円) 月末基準価額(円)
1 新光投信 12 新光 US-REITオープン《ゼウス》 12,849 90 4,367
2 日興AM 12 ラサール・グローバルREITファンド(毎月) 12,109 170 3,812
3 フィデリティ投信 12 フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 10,849 9 5,109
4 フィデリティ投信 12 フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無) 9,153 223 5,690
5 三菱UFJ国際 12 グローバル・ソブリン・オープン (毎月) 9,014 -125 5,654
6 ピクテ投信 12 ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月) 8,971 -7 4,935
7 野村AM 12 野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(米ドル)毎月 7,902 -490 11,754
8 岡三AM 12 アジア・オセアニア好配当成長株オープン(毎月) 7,479 124 3,496
9 大和投信 12 ダイワ米国リート・ファンド(毎月) 7,233 67 5,993
10 三菱UFJ国際 12 ワールド・リート・オープン(毎月) 5,902 30 4,312
11 大和投信 12 ダイワ・US-REIT・オープン(毎月)B(ヘッジ無) 5,883 66 5,334
12 ピクテ投信 12 ピクテ新興国インカム株式ファンド(毎月) 5,602 -134 2,875
13 大和投信 12 ハイグレード・オセアニア・ボンド・オープン(毎月)《杏の実》 5,055 -31 6,388
14 大和投信 12 ダイワ高格付カナダドル債オープン(毎月) 5,051 -38 5,854
15 大和住銀投信 12 短期豪ドル債オープン (毎月) 4,512 -55 5,130
16 日興AM 12 高金利先進国債券オープン(毎月)《月桂樹》 4,505 25 7,173
17 大和投信 12 ダイワ日本国債ファンド(毎月) 4,100 32 10,130
18 野村AM 12 野村テンプルトン・トータル・リターン D(ヘッジ無) 4,057 277 13,659
19 大和投信 1 ダイワファンドラップ 日本債券セレクト 4,007 184 11,121
20 三井住友トラスト 12 J-REIT・リサーチ・オープン(毎月) 3,896 21 8,385
21 日興AM 12 財産3分法ファンド(不動産・債券・株式)毎月 3,775 -6 5,769
22 野村AM 12 野村グローバル高配当株プレミアム(通貨セレクト)毎月 3,486 44 9,006
23 野村AM 12 野村外国債券インデックス(野村一任口座) 3,437 216 10,329
24 フィデリティ投信 1 フィデリティ・日本成長株・ファンド 3,382 20 18,736
25 三菱UFJ国際 2 グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド《健次》 3,272 552 10,258
26 三井住友AM 12 アジア好利回りリートファンド 3,069 127 10,035
27 ニッセイAM 12 ニッセイ J-REITファンド(毎月) 2,982 24 5,649
28 アムンディ 12 アムンディ・欧州ハイ・イールド債券F (トルコリラ) 2,909 -83 6,536
29 さわかみ 1 さわかみファンド 2,905 -15 21,102
30 野村AM 12 野村日本債券インデックス(野村一任口座) 2,871 125 10,487
31 野村AM 12 野村 ファンドラップ外国債券B(ヘッジ無) 2,852 119 10,005
32 DIAMアセット 12 DIAM世界リートインデックスファンド(毎月) 2,690 -15 5,174
33 大和住銀投信 12 日本株アルファ・カルテット(毎月) 2,647 445 6,851
34 DIAMアセット 12 DIAM高格付インカム・Op(毎月)《ハッピークローバー》 2,645 -20 8,078
35 大和投信 12 ダイワ・グローバル債券ファンド(毎月) 2,501 -16 7,353
36 三井住友トラスト 1 コア投資戦略F(成長型)《コアラップ》 2,457 64 12,208
37 ニッセイAM 12 JPX日経400アクティブ・プレミアムオープン(毎月)《JPXプレミアム》 2,456 451 10,173
38 アムンディ 12 アムンディ・欧州ハイ・イールド債券F (豪ドル) 2,448 -57 7,336
39 三菱UFJ国際 12 三菱UFJ グローバル・ボンド・オープン(毎月)《花こよみ》 2,345 -37 7,326
40 三井住友トラスト 12 オーストラリア公社債ファンド《オージーボンド》 2,302 -16 7,410
41 日興AM 1 インデックスファンド225 2,246 108 5,134
42 野村AM 6 マイストーリー分配型(年6回)B 2,243 -37 9,160
43 大和投信 1 ダイワファンドラップ 日本株式セレクト 2,239 93 12,951
44 野村AM 12 野村日本高配当株プレミアム(通貨セレクト)毎月 2,154 90 13,680
45 新光投信 12 新光J-REITオープン 2,119 0 6,121
46 レッグ・メイソン 12 LM・オーストラリア毎月ファンド 2,110 -0 6,730
47 野村AM 1 日本企業価値向上F(限定追加型) 2,075 -21 9,949
48 UBS AM 12 UBS世界公共インフラ債券投信 (通貨選択)円 (毎月) 2,053 -13 9,362
49 日興AM 12 日興ピムコ・ハイインカム・ソブリンF毎月 (トルコリラ) 2,004 -81 2,922
50 大和投信 12 ブラジル・ボンド・オープン(毎月) 1,988 -55 5,367

(データ出所:投信まとなび・投資信託事情)