投資信託の純資産総額ランキング（2015年11月）

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投資信託事情・投信まとなびによると、2015年11月の国内最大ファンド上位50位（追加型株式投資信託、ETFは除く）は除く）は表の通りでした。

新光投信が運用する「新光US-REITオープン<<ゼウス>>」が14カ月連続して1位をキープしました。同ファンドの2015年11月末の純資産総額は約1.38兆円で、2015年10月末に比べて約104億円増加しました。

分配頻度を見ると、上位50位中41ファンドが毎月分配型のファンドで、年1回分配ファンドが7本、年2回分配ファンドと年6回分配ファンドが各1本でした。

投資対象資産で見ると、引き続き、外国の債券に投資するファンドが17本で最も多く、次いで、外国のREIT（不動産投資信託）に投資するファンドが9本、日本株に投資するファンドが8本と続きました。なお、日本の株式に投資するタイプのファンドで最も純資産総額が大きかったのは25位の「フィデリティ・日本成長株・ファンド」で純資産総額は約3,601億円でした。

純資産総額上位50位ファンドの月中の資金増減を見ると、資金増加額が最も大きかったのは、前月と同じく「フィデリティ・USリート・ファンドB（ヘッジ無）」で、増加額は330億円でした。次に資金増加額が大きかったのは日興アセットマネジメントが運用する「ラサール・グローバルREITファンド（毎月）」で増加額は180億円、次いで、野村アセットマネジメントの「野村外国債券インデックス（野村一任口座）」の＋170億円でした。

資金増加額が最も大きかった「フィデリティ・USリート・ファンドB（ヘッジ無）」は、フィデリティ投信の運用するファンドで、米国の取引所に上場されている不動産投資信託（リート）に投資します。設定されたのは2003年12月9日で、信託期間は無期限。

一方、月中の資金減少額が最も大きかったのは、11月も「野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信（米ドル）毎月」で、減少額は約210億円でした。次いで減少額が大きかったのは、「ピクテ新興国インカム株式Ｆ（毎月）」の－134億円、「ダイワ高格付カナダドル債オープン（毎月）」の－127億円の順でした。

なお、純資産総額50位までのファンドの騰落率を見ると、過去1カ月の騰落率については、36ファンドでプラス、残り14ファンドでマイナスでした。過去1カ月の騰落率が最も高かったファンドは、大和住銀投信投資顧問の「日本株アルファ・カルテット（毎月）」の＋6.9％、次いで、「JPX日経400アクティブ・プレミアムオープン（毎月）《JPXプレミアム》」の＋6.7％、「日本企業価値向上F（限定追加型）」の＋4.0％でした。

また、過去3カ月の騰落率を見ると、騰落率がプラスだったのは50本中42本で、海外のREITに投資するファンドと日本のREITに投資するタイプが上位を占めました。最も騰落率が高かったのは「フィデリティ・ＵＳリート・ファンドＢ（ヘッジ無）」の＋8.9％で、次いで「ダイワ米国リート・ファンド（毎月）」＋8.4％、「ダイワ・US-REIT・オープン（毎月）Ｂ（ヘッジ無）」で+8.4％と続きました。3カ月騰落率のマイナスが最も大きかったのは「日本株アルファ・カルテット（毎月）」で、騰落率は－2.0％でした。

なお、純資産総額上位50位のファンドの中で、10月末の基準価額が10,000円を上回っていたのは14本だけでした。更に5,000円を下回るファンドが7本ありました。

（データ出所：投信まとなび・投資信託事情）