2017年6月のリート(不動産投資信託)売買代金上位5銘柄


2017年6月のリート市場

東京証券取引所が発表した月刊REITレポート(2017年6月末時点)によると、東証REIT指数は、前月比54.2ポイント減少して1,694.36ポイントで6月の取引を終了しました。

2017年6月末のREIT市場の時価総額合計は前月比2.99%減少し11.43兆円となりました。予想年間分配利回り(時価総額加重平均予想年間分配金利回り)は4.01%で、5月の3.88%から上昇しました。また、1日平均売買代金(立会内)は前月比2.16%減少し295億円となりました。

 

売買代金上位5銘柄

2017年6月のREITの売買代金上位5銘柄は次のとおりです。

 
順位 銘柄コード ファンド名 月間売買代金(百万円) 前月比(%)**
1 8951 日本ビルファンド投資法人 49,850 +5.4%
2 8952 ジャパンリアルエステイト投資法人 39,440 -6.8%
3 8953 日本リテールファンド投資法人 32,374 -29.1%
4 3462 野村不動産マスターファンド投資法人 29,557 -26.2%
5 8985 ジャパン・ホテル・リート投資法人 27,749 +72.4%

*東証REIT市場における当月の立会内売買代金トップ5銘柄。

**前月比は、1日平均売買代金の前月比。

(データ出所:東京証券取引所)

月間の売買代金が最も大きかったのは「日本ビルファンド投資法人」で、売買代金は約498億円でした。日本ビルファンド投資法人は、三井不動産をメインスポンサーとするオフィス特化型の不動産投資法人です。

 

2017年6月のリート市場での出来事

6月の日本銀行によるREITの買入れは8回(19日、20日、22日、23日、26日、27日、28日、30日)、合計96億円(各12億円)実施されました。また、次の10社の投資法人が6月に2017年4月期決算を発表しました。

 

 

なお、2017年6月7日に積水ハウス・SIレジデンシャル投資法人(8973)が積水ハウス・レジデンシャル投資法人へ商号変更しました。