株価収益率(PER=Price Earnings Ratio)は1株当たりの利益が株価の何倍におかれているかを表わすものです。
他の株式と比べて株価が割安か割高かを判断するのに使われます。株価を1株当たり税引き後利益で除し、その倍率で表わされます。最も広範に利用されている株式投資尺度の一つです。
PERが高いということは、既に株式がかなり買われており割高であるということを意味します。しかし、同時に、その会社の成長への期待が高いということもいえます。ただ、PERが何倍であれば株価は割高、あるいは何倍であれば株価は割安という絶対的基準値はありません。あくまでも相対的な判断指標です。
通常、市場全体のPERの平均や、同業他社の水準との比較において検討されます。一般に、日本の株価収益率は欧米と比較して高くなっています。また、バブルの頃には、株価収益率が100倍あるいは200倍という異常な高さとなったことがありました。最近でもインターネット関連企業などの株価収益率は100倍以上となっているものがあります。