FTSE RAFI エマージング インデックスとは


FTSE RAFI エマージング インデックス

FTSE RAFI エマージング インデックスは、新興国の上場株式を対象とするファンダメンタル・インデックスの一つです。流動性基準、時価総額基準、浮動株基準を満たした新興国の上場株式の中から、4つのファンダメンタル指標(株主資本、キャッシュフロー、売上、配当)に着目して構成銘柄の選出と組入比率が決定されます。英語ではFTSE RAFI Emerging Indexと記載されます。

ファンダメンタル・インデックスとは(投資信託Q&A)

FTSE RAFI エマージング インデックスは、2007年3月19日を基準日として、同日の指数値を5000として算出され、2017年6月30日現在、350銘柄で構成されています。

 

指数の名称について

指数の名称にあるFTSEは世界的な指数算出会社のFTSE Russell社のことで、RAFIは、Research Affiliates Fundamental Indexの略称で、リサーチ・アフィリエイツ社が開発したファンダメンタル・インデックスという意味です。このリサーチ・アフィリエイツ社(RA社)は、ファンダメンタル指数の算出を含めたスマート・ベータ指数や戦略の開発、それらを用いた運用において世界的に有名な会社です。FTSE RAFI エマージング インデックスは、この2社が共同で開発した株価指数です。

 

FTSE RAFI エマージング インデックスをベンチマークとする投資信託の例

  • iFree 新興国株式インデックス (大和証券投資信託委託)
  • PowerShares FTSE RAFI Emerging Markets Portfolio(PXH)(PowerShares)(2017年6月末現在、日本での取り扱いはありません)

 

また、RA社の創業者兼CEO(最高経営責任者)であるロバート・アーノット氏とジェイソン・スー氏は、2005年にファンダメンタル指数(Fundamental Indexation)と題する論文を発表するなど、ファンダメンタル・インデックスの分野の第一人者として有名です。

 

FTSE RAFI エマージング インデックスのチャート(google finance)