米国のETFのグローバルETFとインターナショナルETFの違いは?


グローバルETFとインターナショナルETF

米国のETFには、グローバルETFとインターナショナルETFと呼ばれるETFがあります。

グローバル(global)もインターナショナル(international)も、英和辞典を引くと、いずれも「世界的な」「地球規模の」、「全世界の」、「国際的な」という意味になり、違いが曖昧です。日本語で「グローバルな企業」というのと「インターナショナルな企業」と表現された場合に、どれほどの違いがあるのか、あるいはないのかも不透明です。

しかし、米国のETFのファンド名や分類においては、「グローバル」と「インターナショナル」には明確な違いが定義されています。

米国の投資信託(ミューチュアルファンド)の業界団体である米国投資信託協会ICI)による株式ETFの商品分類においては、グローバルファンド(global fund)とインターナショナルファンド(international fund)は次のように定義されています。あくまでも米国在住の投資家から見た定義です。

 

グローバルファンド

Global funds invest primarily in equity securities traded worldwide, including equity securities of U.S. companies.(米国企業の株式を含め、主に世界で取引されている株式に投資するファンド。)

インターナショナルファンド

International funds invest in equity securities of companies located outside the United States but do not include funds focused predominantly on companies based in emerging markets.(主に米国外の企業の株式に投資するファンドだが、主に新興諸国を拠点とする企業に焦点を当てるファンドは除く。)

 

つまり、米国を含めて世界各国の株式に投資するETFがグローバルファンドで、米国を除いた世界各国の株式、つまり米国から見て海外の株式に投資するETFがインターナショナルファンドということになります。

なお、ICIでは、米国から見て、海外の株式を投資対象とするETF全体のことはワールドエクイティ(World Equity)ETFと呼び、上記のグローバルファンドとインターナショナルファンドを含め、次のように5つに分類しています。

 

米国のワールドエクイティETFの分類

  1. グローバルファンド(米国を含む世界各国の株式に投資するファンド)
  2. インターナショナルファンド(新興国及び米国を除く世界各国の株式に投資するファンド)
  3. リージョナルファンド(新興諸国を除く世界の特定の地域の株式に投資するファンド)
  4. シングルカントリーファンド(新興諸国を除く世界の特定の国の株式に投資するファンド)
  5. エマージングマーケットファンド(新興諸国の株式に投資するファンド)

上記の分類はICIの分類であり、評価会社や運用会社によりETFの分類方法や定義は異なります。