米国のGrantor Trust(グランター・トラスト)とは、どのようなETFですか?


Grantor Trustとは

Grantor Trustは、Unit Investment Trust(UIT・ユニット・インベストメント・トラスト)やOpen-end Fund(オープン・エンド・ファンド)のように、米国の投資会社法(Investment Company Act)で規定される投資法人ではなく、信託契約の一種です。米国証券取引委員会(SEC)へは、1933年証券法の下で登録されています。

 

Grantor Trustの特徴

Grantor Trustも、他のETFと同様に、一定の資産ポートフォリオに対する持ち分という性格を持ちますが、他の形式と異なり、ファンドの所有者は、ファンドにおいて所有する有価証券から発生する配当金受領の権利や株主としての議決権行使の権限など直接に保持するという特徴があります。

また、他の形式と異なり、株式や債券などの有価証券以外の商品(金、銀などの貴金属や原油など)も、組み入れることができるため、商品や通貨を投資対象とするETFにおいて、このGrantor Trust(グランター・トラスト)の形式がよく用いられています。なお、Grantor Trustでは、ポートフォリオは固定的であり、リバランスは行われません。また、信託の期間の定めもありません。

東京証券取引所に上場しているSPDR ゴールド・シェア(1326)も、このグランター・トラストです。SPDRゴールド・シェアは、ニューヨーク証券取引所ARCAに上場しており、東京をはじめシンガポール、メキシコなどにも重複上場しています。