インデックスファンドの弱点とは?


インデックスファンドの弱点

インデックスファンドは、低コストで市場平均のリターンを目指す有用な商品だと言われていますが、では、インデックスファンドに弱点はないのでしょうか?

 

先回り売買による不利益

インデックスファンドの弱点のひとつに、インデックスの算出方法や銘柄入替の際に、先回り売買による不利益を被るという点があげられます。

インデックス(指数)は、市場全体やあるグループの文字通り指標とされるために算出されるため、指数の計算方法や構成銘柄の入替は、基本的に事前に公表されます。

この時、ある指数の組み入れから外れた銘柄は、その基準日に向けて、インデックスで運用する多くのファンドや投資家から売られ、新たに組み入れられる銘柄に対しては、逆に多くの買い注文が集まることが予想できます。

そのため、結果的に、先回りの売買により、インデックスに組み入れられる直前の銘柄は、“高く”、インデックスから外される直前の銘柄は、“安く”なるという傾向が起こりやすくなります。

これは、インデックスファンドの側からすれば、そのインデックスが多くの人に採用されているほどに、算出方法の変更や銘柄入替の際に、値下がりした銘柄を安く売り、値上がりした株を高く買う可能性があるということになるのです。

 

先回り売買による不利益への対応

最近では、このような問題に対応するため、指数の算出ルール自体をできるだけ短期間に急激な変化を発生させないよう、段階的に組み入れ比率を調整するなど、計算方式を改めるケースも増えています。

これは、逆に言えば、そのような対応がされるだけ、インデックスに対する先回りの悪影響が、実務上無視できないものであることを示しています。

 

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