大型株ファンドの特徴は?


大型株ファンド

大型株を主な投資対象としている投資信託を一般に「大型株ファンド」と呼びます。

「大型」の銘柄というと、上場株式数の多い会社、時価総額の大きい会社、資本金が大きい会社など、様々な考え方がありますが、東京証券取引所株価指数を算出する上で採用している定義(大型株=上場株式数が2億株以上の銘柄)が最も一般的に使われています。

投資信託協会も、かつては投資信託の分類において、「大型株型」という分類を設けていて、大型株ファンドを「約款上の株式組入限度70%以上のファンドで、主として国内の大型株(上場株式数2億株以上、但し、1単位千株以外の銘柄は1単位千株を基準に修正した株式数)に投資するもの」と定義していました。

しかし、ファンド名に「大型株」と銘打っているようないわゆる「大型株ファンド」の目論見書で、各投資信託の運用方針や投資対象をチェックしてみると、実際に各投資信託が運用対象としている銘柄は投資信託により異なります。いくつかの例を挙げてみましょう。

 

目論見書の投資方針(投資対象)の記載例(日本株の大型株のケース)

  • 東京証券取引所の一部上場銘柄の中で資本金が100億円以上の銘柄
  • 国内株式の中で時価総額上位300社の中から選択
  • 証券取引所上場株式及び店頭登録株式で、時価総額の大きな銘柄
  • 国内証券取引所上場銘柄の中で発行済株式数2億円以上の銘柄

 

大型株ファンドの特徴

大型株ファンドは一般に中小型株ファンドと比較してリスクが小さい傾向にあります。これは、中小型株は大型株と比較すると一般に創業してから間もない企業が多い、主要製品の失敗や大手顧客を失うといった事業のつまずきが業績全体により大きな影響を与える、株式市場で流動している株式数が少ない等の理由から、株価の変動がより大きくなる傾向があるためです。

一方で、大型株は既に成熟期に入っている企業が多く、安定した業績を反映して株価の変動は比較的小さい傾向にあるものの、中小型株ほどの大きな成長は期待できないという特徴も持ち合わせています。また、流動性の高さも大型株の特徴と言えます。

 

大型株ファンドの例

2019年8月末現在、大型株ファンドには中銀アセットマネジメントが運用する「ちゅうぎん日本大型株アクティブF《未来のゆめ》」、大和投信が運用する「大型株ファンド」があります。

また、東京証券取引所に上場している「UBS ETF 英国大型株100(FTSE100)」(銘柄コード:1389)は、英国の大型株式に投資するETFで、「UBS ETF ユーロ圏大型株50 (ユーロ・ストックス 50)」(銘柄コード:1385)は欧州の大型株式に投資するETFです。