三菱UFJ投信と三菱UFJ信託銀行の「DC オートマくん」、ビジネスモデル特許を取得


三菱UFJ信託銀行と三菱UFJ投信が共同開発し、平成19年8月に販売開始した企業型確定拠出年金専用の運用商品「三菱UFJ DC 金利連動アロケーション型バランスファンド(愛称:DC オートマくん) 」が、ビジネスモデル特許を取得した。(特許庁登録内容:特許第4637879 号(登録日平成 22 年12 月3 日)、発明の名称「資産運用装置」)

「DC オートマくん」は、日本の確定拠出年金(Defined Contribution plan)制度において、国内で初めて「国内短期金利水準の変動に応じて、バランス型運用部分と安定運用部分への配分比率を自動的に変動させるシステム」により、加入員の安定収益の確保をめざす商品。

「DCオートマくん」の商品化およびビジネスモデル特許取得の背景について、両社は次のように述べている。

わが国のDC 制度は発足後9 年が経過し着実に拡大しています。こうした中、運用実績とDC 制度上の想定利回り(全国平均2.16%)が乖離し当初想定受取り目標額に到達しない懸念が出てきておりますが、この背景としては、多くのご加入員において制度ご加入時以降、想定利回りを意識した適切な資産配分の見直しが行われず、現在の低金利下でご加入員の全体運用資産の6 割超が定期預金など元本確保型商品であることが運用面の課題のひとつとして挙げられます。

こうした運用面の課題に対して、「DC オートマくん」は、商品設計からアプローチしたDC 専用バランス型投資信託であり、今般のビジネスモデル特許取得により本商品の更なる認知度向上と普及を図るものです。

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