野村證券、「ゴールベース資産管理」に関する書籍を発行


野村證券は、「ゴールベース資産管理」について、社内外の識者の知見を集め、書籍『金融サービスの新潮流 ゴールベース資産管理』にまとめまたと2023年2月22日に発表した。

 

『金融サービスの新潮流 ゴールベース資産管理』の主なポイント

  • 「ゴールベース資産管理」とは米国で普及している資産管理手法の一つであり、一人ひとりのゴール(ライフイベントなどを踏まえて定めた目標)を顧客と金融機関が共有し、それに応じた資産運用計 画の提案を含め、資産形成を支援するサービスである。提案と継続的なフォローアップを繰り返す循環型のプロセスがベストプラクティスとして確立されている。
  • 「顧客本位の業務運営に関する原則」※の改訂に加え、世界的なインフレの進行や家計の資産形成 に向けた政府や金融機関等の取組みなどにより、「ゴールベース資産管理」に対する関心が改めて高まっている。日本も例外ではない。
  • 日本で行われた市場調査によると、「ゴールベース資産管理」を実践している個人投資家はまだ少数である。潜在的な需要は想定される一方、対象となる層では「ゴール」という言葉になじみが薄く、 金融機関とのコミュニケーションも十分とはいえない。「ゴールベース資産管理」の定着には、丁寧なコミュニケーションおよび金融機関に対する信頼のさらなる向上が必要となる。

 

野村證券は次のように述べている。

当社は、金融サービスを提供するにあたり、お客様が真に求めるものは何かを考え、それにお応えするために「ゴールベース資産管理」を実践していくことが重要であると考えています。日本における「ゴールベース資産管理」のさらなる普及に向けて、このたび上梓した『金融サービスの新潮流 ゴールベース資産管理』が、関係者の参考になることはもとより、健全な資本 市場発展の一助となればと考えています。

当社は今後も、顧客本位の業務運営に向けて取り組み、より良い金融サービスを提供していきます。

 

※ 金融庁ホームページ「顧客本位の業務運営に関する原則」(改訂版)