日本FP協会、医療生活協同組合では初の「金融コンシェルジュ」実施


日本FP協会は、2013年から「金融コンシェルジュ」を実施している。これは、当協会が病院や介護施設にFP(ファイナンシャル・プランナー)を派遣し、医療・介護サービス利用者が抱える「くらしとお金」に関する悩みをFPが中立的な立場から相談に乗り、解決に向けた手助けを行うもの。この度、群馬中央医療生活協同組合が運営する「前橋協立病院(群馬県前橋市)」へFPを派遣する。医療生活協同組合は消費生活協同組合法にもとづく住民の自主的組織で病院や介護施設などの医療事業を行っており、全国に100超あり、今回初めての金融コンシェルジュの実施となる。

今回、前橋協立病院で実施する「金融コンシェルジュ」の概要は、以下のとおり。

前橋協立病院での「金融コンシェルジュ」概要

開催期間:2018年3月13日~2019年2月22日
開催場所:前橋協立病院 (群馬県前橋市朝倉町828-1)
対象者:前橋協立病院の患者とその家族の希望者
相談員:ファイナンシャル・プランナー(CFP認定者又はAFP認定者)
相談日時:第2火曜日・第4金曜日 1日3組(各回90分 予約優先)10時30分~12時00分、13時00分~14時30分、15時00分~16時30分
相談料:無料

「金融コンシェルジュ」は、金融庁が金融機能の向上・活性化を目指して開催した官民ラウンドテーブルの作業部会「高齢化社会と金融サービス」の報告書(2013年5月公表)にて意義が指摘されており、それに基づき日本FP協会が実施しているもの。同事業は、2013年から開始し、東京・愛知・大阪をはじめとして全国各地の病院・介護施設へFPを派遣している。

具体的な取り組みとしては、病院や介護施設内に相談コーナーを設け、主に高齢者を対象とした入院患者とその家族のくらしとお金に関する相談を派遣されたCFP・AFP認定者が無料で行う。2016年度に同事業で行われた相談内容とその割合は、介護施設入居資金(20.0%)、不動産運用(16.7%)、家計収支(10.0%)、金融資産運用(8.3%)、ライフプラン(8.3%)、リタイアメントプラン(6.7%)、保険の加入・見直し(6.7%)、その他(23.3%)となっており、医療費負担などの相談だけではなく家計全般に関する相談も多くあった。

※医療生活協同組合(医療生協)とは、地域の人々がそれぞれの健康・医療とくらしにかかわる問題をもちより、組織をつくり、医療機関を持ち、運営し、それらを通してその医療機関に働く役職員、医師をはじめとした医療専門家との協同によって問題解決のために運動する、生協法に基づく住民の自主的組織。(群馬中央医療生活協同組合HPより引用)

※「金融コンシェルジュ」の役割は、諸法令を遵守しながら、中立的な立場から、家計のやりくりのコツや一般的な金融知識を伝えることであり、個別の金融機関や金融商品・サービスの選択、不動産の個別取引等について助言や代行を行うものではない。また、CFP・AFP認定者には守秘義務があり、相談者の相談内容等のプライバシーは、決して第三者に知られることはない。

※CFP・AFP認定者は、日本FP協会が認定するFP資格を取得したFP(ファイナンシャル・プランナー)であり、生活者ひとりひとりの課題をご一緒に考え、経済的側面から夢をかなえるためのお手伝いをする、いわば「家計のホームドクター」。