ステート・ストリート、超低コスト・コアETFの国内届出を完了


ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社は、米国NYSEアーカ取引所に上場している計19本のSPDR ETFについて、金融庁への届出を完了し、日本の投資家へさらに拡充したSPDR ETFラインアップの提供が可能となったと発表した。

届出を完了した19本のSPDR ETFのうち14本は、昨年10月に米国のステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズによって立ち上げられた超低コストのSPDR ポートフォリオETFシリーズ。その他5本のETFはそれぞれ、欧州株、米国の短期ハイ・イールド債券、世界国債(除く米国)、アクティブに銘柄選択した様々な債券、ジェンダー・ダイバーシティを推進する米国企業の株式へのエクスポージャーを提供するETF。

ステート・ストリートの代表取締役社長を務める髙村氏は次のように述べている。

この度、国内で取り扱うSPDR ETFラインアップに19本を追加したことは、米ステート・ストリートが革新的なソリューションを日本の投資家の皆様にご提供していこうとするコミットメントを表しています。特に、「SPDR SSGAジェンダー・ダイバーシティ・インデックスETF(SHE)」の様な商品は、お客様へ社会的に革新的な商品をご提供するという、ステート・ストリートグループの信念を示すものです。

19本のETFは今年の第2四半期に金融庁への届出を完了しており、今後、各ETFの売買を取り扱う日本の証券会社を通じて取引できるようになる。今回の届出により、米ステート・ストリートのETFの国内取扱銘柄数は計50本となる。(注1)

ステート・ストリートのETF事業統括担当取締役ディビットA.コリンズ氏は次のように述べている。

SPDR(R) ポートフォリオETFシリーズの各銘柄は、それぞれのカテゴリーにおけるETFとして総経費率が非常に低く設定されており、大変競争力のあるETFです。昨年10月に当シリーズが米国で立ち上げられた際、幾つかの銘柄では大幅な総経費率の引き下げが行われました。なかでも、新興国株式全体に幅広く投資が出来る「SPDR ポートフォリオ新興国株式ETF(SPEM)」は、以前から国内取扱い銘柄でしたが、総経費率は0.11%という超低コストになりました。これらSPDR ポートフォリオETFシリーズは、2018年6月18日時点、15銘柄合計で260億米ドル(約2兆9,000億円)もの残高があり、米国で活発に取引されています。

注1:実際の取引が可能な取扱い銘柄は証券会社によって異なる。

国内取扱SPDR  ETF銘柄一覧→ http://www.spdrs.jp/resource/product-lineup.html

 

今回届け出が行われたETFの一覧

ティッカー SPDR ETF名 総経費率
超低コストのSPDR ポートフォリオETFシリーズ
SPTM SPDR ポートフォリオ米国トータル・ストック・マーケットETF 0.03%
SPLG SPDR ポートフォリオ米国大型株式ETF 0.03%
SPMD 0.05%
SPSM 0.05%
SPYG 0.04%
SPYV 0.04%
SPYD 0.07%
SPDW 0.04%
SPAB 0.04%
SPSB 0.07%
SPIB 0.07%
SPLB 0.07%
SPTS 0.06%
SPTL 0.06%
その他のSPDR ETF
FEZ 0.29%
SHE 0.20%
SJNK 0.40%
BWX 0.50%
TOTL 0.66%/0.55%(注)

(注)SSGA Funds Management, Inc.(運用会社)は、2018 年 10 月 31 日まで、投資運用契約によって運用会社が支払わない報酬や経費を除い た当ファンドの総年間運営経費の上限が日次平均純資産総額の 0.55%となるように、運用報酬の一部を放棄することおよび経費の払い戻しを行うことに 契約上同意している。