格付投資情報センター、金銭信託(予定配当率固定型)<第1受益権>[愛称:貯蓄の達人]のファンド信用格付けを「Afc」に維持


格付投資情報センター(R&I)は、下記の対象につき定例再調査を行った結果、従来の格付けを維持することとしたと、7月16日(水)に発表した。

ファンド信用格付対象

ファンド名:金銭信託(予定配当率固定型)<第1受益権>〔愛称: 貯蓄の達人〕

ファンド信用格付け:Afc

運用会社:みずほ信託銀行


格付投資情報センターは格付け維持の理由を次のように述べている。

当金銭信託の主な投資対象は、自動車ローンや住宅ローン等の資産を裏付けとした信託受益権等である。同受益権等は組み入れ時にR&I によりA 格以上の格付けを付与されているものに限定され、余資運用もファンド信用格付けAfc を維持するために必要な基準を遵守することになっている。継続的なモニタリング及び今般の定例再調査の結果、当金銭信託では主に自動車ローンを裏付けとするA 格以上の信託受益権に投資している点、余資は銀行勘定貸で運用している点が確認されており、上記の方針を遵守した運用がなされていると認められる。

第1受益権、第2受益権ともに設定・解約に関する情報収集は恒常的に行われており、信託受益権等の組み入れも含めた資金繰りは適切に管理されている。新規資金の流入に加え、当金銭信託及び第2受益権を主な組み入れ対象とする投資信託(みずほインカムトラストファンド)の満期・償還に伴う資金
流出は一定比率にとどまっていることもあり、問題のない水準の余資を確保した運用がなされている。

2008年4月に組織体制の見直しが行われたが、当ファンドの運用を担当する信託ALMチームの人員に変更はなく、実質的には部署名が変わったに過ぎないと判断される。また、当ファンドの運用に関わる他の部署も、当ファンドに関連する業務内容等については従来から変化はないとみられる。各部署の
責任範囲は明確で規律ある運営体制が維持されている。

上記に挙げた点に加え、ファンド運用に必要なリスクは引き続き適切に管理されていると認められることから、R&I は当金銭信託に関して元本や配当金の支払いの確実性が高いと判断し、引き続きAfcと格付けした。

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