電通国際情報サービス、企業型確定拠出年金運用支援サービス「お金のシェルパ」を提供開始


株式会社電通国際情報サービス(ISIDと子会社である株式会社ISIDフェアネスは、 企業型確定拠出年金(以下 企業型DC)※1導入企業の制度運営ならびに従業員の入社から退社までの資産形成をサポートする企業型DC運用支援サービス「お金のシェルパ」を2021年12月1日より新たに提供開始する。 同サービスは、 従業員向けには資産運用に必要な各種情報が手軽に入手できるWEBアプリや運用相談窓口を、 労務担当者向けには採用商品評価のためのモニタリングレポート等を提供するもので、 DC導入企業における従業員の資産形成と企業側の制度運営をトータルで支援する。

お金のシェルパ

お金のシェルパ提供の背景について株式会社電通国際情報サービスは次のように述べている。

日本では、 退職金の減少傾向や公的年金の給付水準の低下が見込まれる中、 老後の資産形成が社会問題となっています。 これに伴い企業型DCへの注目は増し、 導入企業は2021年3月末時点で3万8千社を超え※2、 広がりを見せています。 一方、 企業型DCは加入者である従業員が自ら運用することから、 投資知識の不足や運用への不安を抱えているケースが多く、 また事業主においては、 加入者に対する継続的な投資教育の義務化や、 商品ラインナップの見直しによる適切な運用商品の提供など、 果たすべき責任や役割がさらに増しています。

「お金のシェルパ」は、 これらの課題を解決するサービスとして、 これまで金融工学を駆使したアルゴリズムトレードの仕組みや、 優れたUI/UXを実現するデジタルバンキングなどのサービスを提供してきたISIDと、 お客様独自のニーズに合わせた金融情報プラットフォーム事業を展開してきた、 投資信託評価機関でもあるフェアネスが、 それぞれの知見を掛け合わせて新規開発したものです。

 

「お金のシェルパ」の概要と主な提供サービス

「お金のシェルパ」は、 資産形成を自らの判断で行う従業員と、 継続的投資教育の努力義務※3や運営管理機関の定期評価義務※4がある企業の両方をサポートするサービス。 主な提供サービスは次のとおり。

1.Webアプリ

DC加入者が、 長期運用に向けた資産運用PDCAサイクルを手軽に回せるように、 現状の評価を基にした運用計画作成機能、 ポートフォリオ提案機能、 同僚との運用状況比較機能や投資に必要な情報をコラムやクイズ形式で展開する教育コンテンツをWEBアプリで提供する。

お金のシェルパのアプリ

2.モニタリングレポート

労務担当者向けに、 厚生労働省が事業主に求めている「運営管理機関の定期評価」に沿った商品モニタリングレポートを提供する。 レポートは、 投資信託評価機関であるISIDフェアネスが作成し、 中立的な商品評価で事業主の商品評価をサポートする。 また、 加入者向けに本人の投資方針に沿った運用ができているかを評価する定期診断レポートを提供する。

3.運用相談窓口

お金にまつわる疑問等についてISIDフェアネスのフィナンシャルプランナーが対応するWEB相談窓口「お金の保健室」を用意している。 企業型DCをはじめとする資産運用アドバイスの他、 資産形成の一般的なアドバイスが可能で、 長期にわたる資産運用を支援する。

株式会社電通国際情報サービスは次のように述べている。

ISIDとフェアネスは、 「お金のシェルパ」の提供を通じ、 企業型DC加入者の健全な資産形成の長期的な支援と、 企業側の制度運営をトータルで支援することで、 DC導入企業のエンゲージメント向上に寄与します。