ETFの値付日数(2018年8月)


毎日取引が成立したETFは223本中128本

ETFの値付日数は、証券取引所が開いている日(営業日)のうち実際に各々のETFの値段が付いた(取引が成立した)日数のことです。

2018年8月末現在、東京証券取引所には223本のETFが上場しています。このうち、8月の営業日(23日)に毎日取引が成立したETFは128本だけでした(7月は222本中130本)。一方で値付日数が5日以下だったETFは20本ありました。8月のETFの値付日数の分布は次の通りです。

(データ:東京証券取引所ETF・ETN月間相場表)

8月の値付日数が5日以下のETF

2018年8月の値付日数が5日以下だったETFは次の通りです。業種型、商品型のETFが目立ちます。

ETF 銘柄コード 値付日数
ETFS 産業用金属上場投資信託 1686 0
ETFS アルミニウム上場投資信託 1692 0
MAXIS JAPAN設備・人材積極投資企業200上場投信 1485 1
ダイワ上場投信・TOPIX-17 運輸・物流 1645 1
ETFS 貴金属バスケット上場投資信託 1676 1
ETFS 総合上場投資信託 1684 1
ETFS エネルギー上場投資信託 1685 1
ダイワ上場投信・TOPIX-17 小売 1647 2
ダイワ上場投信・TOPIX-17 不動産 1650 2
NEXT FUNDS R/Nファンダメンタル・インデックス上場投信 1598 3
ダイワ上場投信・TOPIX-17 金融(除く銀行) 1649 3
ETFS ニッケル上場投資信託 1694 3
UBS ETF 欧州通貨圏株 (MSCI EMU) 1387 4
ダイワ上場投信・TOPIX-17 素材・化学 1637 4
ダイワ上場投信・TOPIX-17 電機・精密 1642 4
ETFS パラジウム上場投資信託 1675 4
JPX日経400ベア上場投信(インバース) 1468 5
ダイワ上場投信-MSCI日本株人材設備投資指数 1479 5
ダイワ上場投信・TOPIX-17 食品 1634 5
ダイワ上場投信・TOPIX-17 電力・ガス 1644 5

 

マーケットメイク制度

東京証券取引所では、ETFの流動性を改善するために、2018年7月にマーケットメイク制度を導入しました。全営業日に値段が付いたETFの割合を見ると、7月にわずかに増加したものの、顕著な改善は見られていません。

 

また、8月現在、マーケットメイカーが付いているETFは108本ですが、この108本について、全営業日に値段が付いたのは64本でした。一方、メーケットメイカーが付いていても値付日数が10日以下だったETFは11本ありました。

マーケットメイカーが付いているETFが全体の半分以下であること、マーケットメイカーが付いているETFでも値付日数が少ないETFが多く、ETF市場における流動性にはまだ改善の余地があると言えそうです。

2018年9月12日現在、次の5社がマーケットメイカーとして指定されています。

 

値付日数が少ないETFのリスク

値付日数が少ないETFの場合、買いたくても買えない、売りたくても売れない、売買したい価格での取引が成立しない、市場価格と基準価額が乖離しているという流動性リスクや問題が生じます。

ETFを購入する前に、各ETFの値付日数、売買口数、売買金額などを確認しておくことが大切です。これらの情報は、東京証券取引所が公表しているETF・ETN月間相場表で確認することができます。