公的年金、自分の年金加入記録が閲覧可能に


廃止が決まっている社会保険庁ですが、公的年金加入者の利便性の向上については、少しずつ前進しているようです。これまでは、自分の年金加入記録は、社会保険事務所に出向かないと知ることができなかったのですが、今はインターネットを利用して、閲覧できるようになっています。

オンラインで閲覧の申込みを行うと、IDやパスワードが郵送されてきて、それではじめてアクセス・閲覧できるというものです。IDとパスワードが郵送されてくるのを待たなければならないというのは、多少面倒な気もしますが、個人情報保護の点から仕方ないのかもしれません。私も申込みを行いました。既に10日経過していますが、まだIDやパスワードは届いていませんが・・・・。

対象となるのは、国民年金・厚生年金の加入者です。社会保険庁のホームページのトップページから「年金加入記録照会・年金見込額試算・年金個人情報提供サービス」というところをクリックすると該当ページに移ります。利用には基礎年金番号が必要です。50歳以上の場合は、年金見込額試算及びその計算の基礎となった年金加入記録を回答するということです。こちらの回答は郵送されるということです。

便利になったとはいえ、そもそも、国民年金や厚生年金は、これまで加入記録や加入状況などが全く加入者に通知されなかったという全くナンセンスな制度だったことが大問題で、これくらいの前進で納得している場合でもないかもしれません。