iDeCoの受け取り方法


iDeCo(個人型確定拠出年金)の年金の受け取り方法には(1)定期的に年金として受け取る、(2)一括で受け取る、(3)(1)と(2)を組み合わせて受け取るという3つの方法があります。受け取りは原則として60歳からとなります。

(1)定期的に年金として受け取る

加入者が5年から20年の間で期間を設定し、年金として定期的に受け取ることができます。年金として受け取る場合には、「公的年金等控除」が受けられます。

→国税庁「公的年金等の課税関係

(2)一括で受け取る

70歳になるまでの間に、一括で一時金を受け取ることができます。一時金で受け取る場合には、「退職所得控除」を受けることができます。

→国税庁「退職金を受け取ったとき(退職所得)

(3)上記の(1)と(2)を組み合わせて受け取る

運営管理機関によっては、年金と一時金を組み合わせて受け取る方法を選択できるところもあります。

 

なお、iDeCoでは、年金の受け取りは原則60歳から可能ですが、60歳から受け取るには、iDeCoに加入していた期間が10年以上必要となります。加入期間が10年に満たない場合は、受給開始が可能となる年齢が次のように繰り下げられることになります。

また、iDeCoの老齢給付金の受給開始時期は60歳(加入者資格喪失後)から75歳までの間で自分で選択できます。

加入期間 受給開始可能年齢
10年以上 60歳
8年以上10年未満 61歳
6年以上8年未満 62歳
4年以上6年未満 63歳
2年以上4年未満 64歳
1年以上2年未満 65歳

(2022年4月1日現在)

受給開始可能年齢等については、法改正などにより変更となる場合もあります。最新の情報はiDeCo公式サイトでご確認下さい。

 

確定拠出年金の基本の目次