クローズド期間 #
投資信託のクローズド期間とは、ファンドを換金(解約)できない期間のことです。ファンドからの資金の流出を止めることで、運用の安定化を図ることを目的に設けられます。クローズド期間のないファンド、つまり、いつでも解約できるファンドも多くあります。
クローズド期間は、ファンドが設定された日から6カ月とか1年など、設定当初の一定の期間だけ換金(解約)できない、というのが一般的ですが、一部のファンドでは、償還までの全期間がクローズド期間となっているものもあります。
投資信託を購入する際には、クローズド期間の有無、クローズド期間がある場合は、いつまでなのかをきちんと確認することが大切です。
クローズド期間中の例外 #
ただし、クローズド期間中であっても、下記のような投資信託の信託約款に定められた特別な理由がある場合は、買取または解約による換金が認められると定められていることがあります。この際は、その事由を証明する書類の提出を求められることになります。目論見書に詳しく記載されていますので、購入する前に確認することが必要です。
- 受益者が死亡したとき
- 受益者が天災地変、そのほかの不可抗力により財産の大部分を滅失したとき
- 受益者が破産宣告を受けたとき
- 受益者が疾病により生計の維持ができなくなったとき