バンガード500インデックス・ファンド(Vanguard 500 Index Fund) #
バンガード500インデックス・ファンドは世界で最も有名なインデックスファンドの一つです。
バンガード500インデックス・ファンドは、米国の主要企業500社で構成されるS&P500指数に連動する投資成果を目指すインデックスファンドで、米国初の個人投資家向けインデックス・スファンド「First Index Investment Trust」として1976年8月31日に設定されました。1980年にバンガード500インデックス・ファンド(Vanguard 500 Index Fund)にファンド名が変更されました。
バンガード500インデックス・ファンドは、長期的な市場平均のリターンを目指し、低コストで分散投資が可能なため、多くの個人投資家や機関投資家に支持されています。バンガードの創設者であるジョン・C・ボーグルが提唱した「パッシブ運用」の概念を具現化したファンドとして、インデックス投資の先駆けとなりました。
バンガード500インデックス・ファンドの年間経費率は2024年8月末現在、0.04%と極めて低く抑えられています。
バンガード500インデックス・ファンドのベンチマークはS&P500指数で、同指数を構成する500銘柄にベンチマークと同様の構成比で投資を行ない、ベンチマークに連動した投資成果を目指します。このようにして、ベンチマークを構成する銘柄をベンチマークと同じ構成比で組み入れて、ファンドのパフォーマンスをベンチマークに連動させる方法を完全法(レプリケーション手法)と呼びます。
ベンチマークであるS&P500指数は、米国の株式市場を代表する株価指数で、市場規模、流動性、業種等を勘案して選ばれた米国の株式約500銘柄で構成されています。米国株式市場全体の動向がわかる指数として多くの米国株式ファンドのベンチマークとして採用されており、マスコミなどでも多用されています。
バンガード社 #
バンガード500インデックス・ファンドは、インデックスファンドのパイオニアであるジョン・C・ボーグル氏が創設し、低コストのインデックス運用で世界的に有名なバンガード社が運用しています。バンガード社は、世界最大級の資産運用会社の一つであり、特にインデックスファンドとETF(上場投資信託)で広く知られています。1975年にジョン・C・ボーグル(John C. Bogle)によって設立され、その革新的な投資アプローチと低コスト戦略で業界に大きな影響を与えてきました。現在では、アクティブ運用のファンドも運用しているバンガード社ですが、バンガードと言えばインデックスファンドと言われるほど、バンガードのインデックス運用には定評があります。