投資主総会とは #
不動産投資信託(リート)の投資主総会は、株式会社における株主総会に相当するもので、不動産投資法人(不動産投資信託)の最高意思決定機関です。不動産投資法人に関する重要事項は、この投資主総会で決定されます。不動産投資信託では、投資家のことを「投資主」と呼びます。投資主は、保有する不動産投資信託の口数(投資口数)に応じて議決権を有しており、投資主総会でこれを行使することができます。これは投資主の権利です。
最高意思決定機関としての役割 #
投資主総会は、不動産投資法人の運営における重要事項や方針を決定する場です。議決内容は、「投資信託及び投資法人に関する法律」や各不動産投資法人の規約によって定められており、以下のような重要事項が対象となります。
投資主総会で決議される主な事項
- 規約の変更
- 執行役員、監査役員、会計監査人の選任および解任
- 投資口の併合
- 資産運用委託業者との契約締結および解約の承認
- 投資法人の解散
投資主総会への参加方法 #
投資主総会が開催される場合、会日の2か月前までにその日程が公告され、さらに2週間前までに各投資主へ書面で通知されます。投資主は、以下の方法で議決権を行使できます。
- 総会に出席して議決権を行使
- はがきやインターネットを利用して議決権を行使
なお、投資主総会に出席せず、または上記の方法で議決権を行使しなかった場合は、提案された決議事項に賛成したとみなされます。
投資主総会のまとめ #
投資主総会は、不動産投資信託(REIT)の最高意思決定機関であり、規約の変更や役員の選任・解任、投資口の併合、資産運用委託契約の承認、不動産投資法人の解散など、重要事項を決定します。投資主は保有する投資口数に応じて議決権を持ち、総会に出席または書面やインターネットを通じて行使可能です。議決権を行使しない場合、提案に賛成したものとみなされます。