カントリーETFとは


カントリーETFとは

海外の特定の一カ国の株式に的を絞って投資するタイプのETFをカントリーETFと呼びます。英語では、country ETFやsingle country ETFと呼ばれます。

カントリーETFというと、対象国の株式に広く分散投資するタイプのETFのことを指す場合が多いのですが、対象国の特定のセクターや市場に的を絞って投資するタイプのETFもカントリーETFと呼ばれることがあります。

ETFの基本

ETF(上場投資信託)

カントリーETFのメリット

カントリーETFを利用するメリットとしては次が挙げられます。

個人では個別銘柄への投資が難しい、あるいはできない国への投資が可能。

例えば、日本からスイスに上場している株式に投資したいと考えた場合、2019年7月末現在、スイスの個別株式を取り扱っている証券会社が日本にはないため(一部の証券会社では店頭で一部の銘柄を取り扱っています)、個人投資家ではスイス株の購入は基本的にはできません。しかし、東京証券取引所に上場しているUBS ETF スイス株(銘柄コード:1391)を利用することで、スイスの株式市場への投資が可能となります。

 

対象国の個別銘柄のことがわからなくても、その国の経済成長が期待され、その恩恵を享受したい場合に広範に分散された株式を保有するのと同じ投資効果を得られる。

例えば、今後、新興国の中でも南アフリカ共和国の経済が素晴らしい成長を遂げると予想していて、投資したいと考えても、南アフリカ共和国の株式市場にどのような業種が存在し、どのような銘柄が上場しているのかについて十分な情報を収集することは困難です。そうであれば、NEXT FUNDS 南アフリカ株式・FTSE/JSE Africa Top40連動型上場投信(1323)を利用することで、南アフリカを代表する40銘柄に分散投資が可能となります。

 

カントリーETFのリスク

一方で、カントリーETFには次のリスクがあります。

1国集中投資によるリスク

カントリーETFは特定の国に集中投資するため、その国の経済が悪化したり、政治的に不安定になった場合など、ETFを構成する銘柄が全体として下落する可能性があります。ETFは分散投資されていますが、その国の市場全体が下落してしまえば、ETFの価格も同様に下落することになります。

 

銘柄分散が十分でない国もある

新興国の株式市場では、市場全体に投資するタイプのETFであっても、上場銘柄数が限られていて、十分な分散投資ができず、上位組み入れ銘柄の値動きの影響をより大きく受ける可能性があります。

 

 為替リスク

カントリーETFは海外の株式に投資するので、為替リスクが伴いますが、中でも、ニューヨーク証券取引所のように海外の証券取引所に上場しているカントリーETFに日本から投資する場合は、二重の為替リスクを負うことになります。例えば、ニューヨーク証券取引所に上場しているロシアETFに投資しようとすると、ETFは米ドル建てになり、ファンドはドルからルーブルに投資することになります。したがって、日本からの投資ではドル・円の影響と、ドル・ルーブルの動向の影響を受けることになり、為替変動による損失が大きくなるリスクがあります。

 

東京証券取引所に上場しているカントリーETFの例

 

ファンド名(銘柄コード)

対象国

サムスンKODEX 200証券上場指数投資信託[株式](1313) 韓国
上場インデックスファンド中国A株(パンダ)CSI300(1322) 中国
NEXT FUNDS インド株式指数・Nifty 50連動型上場投信(1678) インド
NEXT FUNDS タイ株式SET50指数連動型上場投信(1559) タイ
NEXT FUNDS FTSEブルサ・マレーシアKLCI連動型上場投信(1560) マレーシア
UBS ETF 英国大型株100 (FTSE 100)(1389) 英国
UBS ETF スイス株 (MSCIスイス20/35)(1391) スイス
UBS ETF 英国株 (MSCI英国)(1392) 英国
NEXT FUNDS 南アフリカ株式指数・FTSE/JSE Africa Top40連動型上場投信(1323) 南アフリカ共和国
NEXT FUNDS ロシア株式指数・RTS連動型上場投信(1324) ロシア
NEXT FUNDS ブラジル株式指数・ボベスパ連動型上場投信(1325) ブラジル

 

NYSEに上場しているカントリーETFの例(日本で購入可能なもの)

ファンド名

対象国

フィリピン
インドネシア
マレーシア
トルコ
ドイツ
ポーランド
メキシコ
ロシア

(2017年9月末現在)