組入比率が100%を超えているファンドがありますが、これはどういう意味ですか?


組入比率というのは、ファンド資産のうち株式に何%、債券に何%の資産が投資されているかを示した数字です。

この組入比率が合計100%を超えるファンドというのは通常、一般に派生商品型と呼ばれる派生商品を利用する投資信託です。派生商品型のファンドは先物等を積極的に運用するため、ファンドの株式・債券の組入比率をみる際には注意が必要です。

通常の株式投資信託の場合、株式と債券の組入比率の合計が100%を超えることはありません。例えば、次のような表示になります。

組入比率表示例:

 

ABCファンド 純資産総額 2006年2月現在組入比率
株式 債券
100億円 90% 10%

 

この場合、2006年2月末時点での純資産総額(投資家から集めた運用中の資金の総額)は100億円で、そのうち90%にあたる90億円は株式で運用しており、10%にあたる10億円は債券で運用していることを示しています。

一方、派生商品型の組入比率はレバレッジ効果により資産の組入れ比率が100%を超えることとなります。

派生商品型の組入比率表示例:

 

XYZファンド 純資産総額 99年9月現在組入比率
株式 債券
100億円 200% 0%

 

純資産総額100億円で、その200%が株式というのは一見おかしいようにみえますが、先物取引やオプション取引を利用することによって純資産の200%(2倍)の株式を保有するのと同様の効果を持つポジションで運用しているということを示しています。先物やオプション取引では、わずかな資金で大きなポジションを建てることができますので、100億円の運用資金で200億円の運用資金があるのと同様の効果を持つポジションをつくることができるというわけです。