FINMAC(フィンマック)とは?


FINMACとは

FINMAC(フィンマック)は、Alternative Dispute Resolution Financial Instruments Mediation Assistance Centerの略称で、「証券・金融商品あっせん相談センター」のことです。

FINMACは認証紛争解決機関の一つで、個人投資家からの株式、投資信託、FXの取引に関するトラブルの相談・苦情を受け付け、金融機関との間で斡旋を行なっています。電話、HP からも相談を受け付けています。なお、FINMACでは預金、保険、商品先物などの相談・苦情には応じていません。

 

FINMACの誕生

FINMACは金融商品取引に関して、より横断的かつ包括的な形で相談、苦情・紛争解決サービスを提供する体制を構築し、投資家保護の充実に資する観点から、投資信託協会と日本証券業協会など法律に基づく当時の5つの自主規制団体が連携・協力し、2009年8月に設立されました。

その後、金融商品取引法に基づく認定投資者保護団体としての認証及び裁判所外紛争解決手続の利用の促進に関する法律に基づく認証を得て、2010年2月1日から相談、苦情・紛争解決サービスの提供を開始しました。

 

相談・苦情・斡旋申し立て件数

FINMACの機関紙「FINMAC」によると、平成26年度から平成28年度までの3年間にFINMACに持ち込まれた苦情・斡旋の件数の推移は次の通りです。全体の件数は減少傾向にあります。

FINMAC相談件数

 

投資信託についての相談等

FINMACに寄せられた相談、苦情、斡旋申し立て件数全体に占める投資信託の割合を見ると、平成28年度の相談においては、6736件中1090件が投資信託に関するものでした。これは株式に次いで2番目に多い数です(その他を除く)。

また、苦情については、同じく平成28年度の苦情件数1226件のうち約24%の292件が投資信託に関するもので、斡旋申し立てについては、152件中約27%となる42件が投資信託に関するもので、いずれも株式に次いで2番目に多い数でした。