交付目論見書と請求目論見書とはどう違うのですか?


目論見書投資信託説明書)には、交付目論見書と請求目論見書があります。

交付目論見書とは

交付目論見書は、証券会社や銀行などが投資信託を販売する際に、あらかじめ又は同時に投資家に交付することが金融商品取引法において義務付けられている目論見書のことです。投資信託の基本的な説明が記載されている書類で、投資家にとって最も重要な説明資料だと言えます。

 

請求目論見書とは

一方、請求目論見書は、投資家が請求した場合に、交付することが義務付けられている目論見書のことで、投資信託についての詳細な情報が記載されています。

2008年10月現在において、交付目論見書に記載されている内容は、運用会社が金融庁に届け出る投資信託の有価証券届出書の第一部「証券情報」と第二部「ファンドの情報」部分が交付目論見書に記載されており、請求目論見書には有価証券届出書の第三部「ファンド(投資法人)の詳細情報」と同じ内容が記載されています。証券情報とファンドの情報については、法律上、投資者の投資判断に極めて重要な影響を及ぼすものと位置付けられており、ファンド(投資法人)の詳細情報は、投資者の投資判断に重要な影響を及ぼすものと位置づけられています。

有価証券届出書は金融庁の提供するEDINET(Electronic Disclosure for Investors’ NETwork=金融商品取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム)のサイトを利用すれば、誰でも閲覧することが可能です。