楽天証券、業界初の3市場接続の「SORサービス」を提供


楽天証券は、 2018年2月13日(火)より、 「SORサービス」に新たに私設取引システムの「SBIジャパンネクストPTS」を追加する。 同サービスを利用することで、 東京証券取引所、 「チャイエックス・ジャパンPTS」、 「SBIジャパンネクストPTS」の3市場で最も有利な株価で売買することが可能になる。

「SOR(スマート・オーダー・ルーティング)サービス」とは、 東証とPTSの板(気配値)情報を比較し、 より有利な株価で約定できる市場で注文を執行するサービス。 楽天証券では、 2017年12月より、 東証と「チャイエックス・ジャパンPTS」の2市場を接続した「SORサービス」の提供を開始しており、 楽天証券によると、現物株取引をしている顧客の35%※1が同サービスの利用によって価格改善効果を得ることができた。

今回、 「SORサービス」に「SBIジャパンネクストPTS」を追加することにより、 3市場の株価を比較し、 自動で有利な条件の市場へ注文が行えるようになり、 顧客にさらに多くの取引機会と、 有利な株価で売買できる可能性があるプラットフォームを提供することができるようになる。楽天証券によると、 個人投資家への3市場が接続した「SORサービス」の提供は、 主要ネット証券※2では楽天証券が初めてとなる。

■「SORサービス」のイメージ

SORエンジン開発元:チャイエックス・ジャパン社
■取引時間※3

東京証券取引所 9:00~11:30/12:30~15:00
チャイエックス・ジャパンPTS 8:00~16:00
SBIジャパンネクストPTS 8:20~16:00
※2018年度中に、 夜間取引(16:30~23:59)を取扱う予定。

 

楽天証券では、 「今後もお客様のニーズに合わせたサービスや商品を提供することで、 更なる顧客基盤の拡大を図ってまいります」とコメントしている。

※1:2017年12月25日~2018年1月31日までの現物株約定顧客数に対するSOR経由でのPTSでの約定顧客数の割合
※2:主要ネット証券とは、 SBI証券、 カブドットコム証券、 松井証券、 マネックス証券を指す。 (2018年2月9日現在、 当社調べ)
※3:SORを経由した取引が可能な時間は、 東証の取引時間に準ずる。 東証の取引時間外でPTSの取引を希望する場合は、 手動で市場を選択する必要がある。