インベスコとオッペンハイマーファンズ、合併完了


インベスコ・リミテッド(NYSE:IVZ インベスコ)とマサチューセッツ・ミューチュアル・ライフ・インシュアランス・カンパニー(マスミューチュアル)は、2019年5月24日日、インベスコ・リミテッドによるマスミューチュアルの関連資産運用会社であるオッペンハイマーファンズの買収が完了したと発表した。これにより、マスミューチュアルとオッペンハイマーファンズの従業員及び株主は、普通株式と優先株 式を受け取ることになり、マスミューチュアルはインベスコにとって約 15.7%の株式を保有する重要な株主となる。

今回の戦略的買収により、インベスコの運用資産残高(AUM)は、1.2 兆米ドルを超えるものになり、米国でリテール向け運用 会社として第 6 位、全世界で第 13 位の規模を誇る運用会社となり1、確信度の高いアクティブ・パッシブ、オルタナティブ運用を包 括的に取り揃えることで、顧客のニーズを一層応えることが可能になる。

両者によると、インベスコとオッペンハイマーファンズの非常に補完的な運用力と営業力により、米国及び全世界の多くの機関投資家や最終投資家により適した投資成果を提供することが可能となる。インベスコおよびオッペンハイマーファンズ双方の顧客は、オッペン ハイマーファンズがもつ高い運用力や米国での第三者による確固たる販売網、さらには、インベスコが有する強力かつ分散されたプ ロダクト・ラインアップやグローバル・プレゼンスなどにより、今回の合併による利益を享受することができる。

インベスコの社長兼最高経営責任者(CEO)であるマーティン・L・フラナガン氏は次のように述べている。

私たちのお客様は、今や、インベスコの分散されたアクティブ・パッシブ、オルタナティブの運用力に、オッペンハイマーファンズのプ ロダクトが加わったことで、さらに恩恵を受けることができます。お客様は現在、ますます複雑な問題に直面しており、包括的なプロ ダクトやサービスを提供できる数少ない機関との取引を志向しています。資産運用業界はさらなる統合が見込まれており、幅広い 運用力を備え、最適な付加価値のあるサービスを提供し、意味のある規模を有する運用会社となることが、お客様ニーズを充足し、長期的に成功することになると信じています。私たちは、合併会社の優れた才能あるプロフェッショナル・チーム、幅広い運用能 力、そしてグローバルな存在感を活かして、世界中のお客様が投資目標を達成するために役立つソリューションを提供し続けます。

マスミューチュアルで会長、社長兼 CEO を務めるロジャー・W・クランダール氏は、次のように述べている。

今回の取引の完了は、グローバルな資産運用業務に対する確固たるコミットメントを強調し、この複雑な環境下において、成功 への良い立ち位置に存在する大規模で分散された企業への投資を可能たらしめるものです。さらに重要なことに、この戦略的合 併は、マスミューチュアルの高いパフォーマンスを示すビジネスとの独特な組み合わせが、さまざまな市場サイクルにわたって優れた結 果をもたらし、競合他社よりも早く成長し、そして保険契約者や顧客に優れた価値を提供するということを継続的にサポートするも のであるということを思い出させるものです。今後のさらなる連携機会を模索しつつ、インベスコとの継続的なパートナーシップを楽し みにしています。

1出所:グローバル・ランキング:P&Iリサーチ、モーニングスター(2018年6月末現在AUM)、及びSimfund(2017年12月末現在AUM)、Advisor Brandscape。米国内ランキング:インベスコ及びStrategic Insight. 米国籍長期オープン・エンド型、クローズド・エンド型ETF、マネー・マーケット・ファンド及び親 会社レベルでのVI資産測定に基づく。米国籍以外のファンド及び他の非上場投資カテゴリー(SA、SMA、UIT資産が該当しますが、これに限りません)を除く。