ウェルスナビ、「おまかせNISA」の「買い直し」機能をリリース


預かり資産・運用者数 国内No.1ロボアドバイザー(※1)「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供するウェルスナビ株式会社は、 「WealthNavi」のNISA口座で自動でおまかせの資産運用を行う「おまかせNISA」に、 「買い直し」機能を追加したと2021年11月17日に発表した。 この機能により、顧客はWealthNaviの通常の口座で保有している資産を一旦売却し、 その資金でNISA口座で資産を購入することで、 当年のNISA口座の非課税枠を活用しやすくなる。 ウェルスナビによると、NISA口座で自動でおまかせの「買い直し」を行う機能は日本初(※2)となる。

ウェルスナビは、買い直し」機能リリースの背景について次のように述べている。

当社は2021年2月、 NISA口座で自動でおまかせの資産運用ができる「おまかせNISA」をリリースしました。 今般リリースする「買い直し」機能は、 「おまかせNISA」のリリース後、 お客様からのご要望が非常に多かった機能の一つです。

NISAの非課税枠は翌年に持ち越すことができません。 また、 NISAの制度上、 通常の口座で保有している資産をNISA口座にそのまま移管することはできません。 このため、 新たに投資できる資金が十分にない場合、 通常の口座で保有している資産があっても、 当年の非課税枠を使い切れないことが起こりえます。 お客様からは、 当年の非課税枠を活用するため、 通常の口座で保有している資産を一旦売却し、 その資金でNISA口座で資産を購入したいというご要望が多く寄せられていました。

買い直し」機能の概要

「おまかせNISA」の「買い直し」機能は、 顧客の依頼に基づき、 WealthNaviの通常の口座の資産を一旦売却し、 その資金でNISA口座で資産を購入する機能(※3)。

「おまかせNISA」の画面で「買い直し」を選択すると、 顧客の希望に応じた金額を目安に資産を売却する(※4)。 その際、 利益に対し約20%の税金が課される(※5)。買い直しの確定から原則3営業日後の夜間に、 非課税枠で資産の購入を行う。

「買い直し」機能では、 相対的にハイリスク・ハイリターンな銘柄(株や不動産)を優先して買い直しの対象とすることで、 NISAの非課税メリットを活用する。 また、 NISA口座と通常の口座を合わせた資産全体で、 顧客一人ひとりのリスク許容度に合った最適な資産配分になるよう調整する。

ウェルスナビによると、一般的に通常の口座の資産をNISA口座で買い直す場合、 資産を売却・購入する際に、 銘柄や数量の指定に手間がかかってしまうが、「買い直し」機能を使うことにより、 顧客はNISAの非課税枠を手軽に活用できるようになる。

「買い直し」機能のイメージ図

おまかせNISA

ウェルスナビは次のように述べている。

今後もサービスの改善を重ね、 「おまかせNISA」の利便性を高めることで、 老後に向けてNISAを使った「長期・積立・分散」の資産形成に取り組みたいという、 働く世代のニーズにお応えし続けてまいります。

 

※1 一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2021年3月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」を基にネット専業業者を比較 モーニングスター社調べ(2021年6月時点)

※2 一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2021年6月末現在)『ラップ業務』」を基に各社HP等を当社にて調査(2021年11月17日時点)

※3 通常の口座内の資産を、 そのままNISA口座に移管することは制度上できない。 通常の口座内の資産を一旦売却し、 NISA口座で買い直す必要がある。

※4 顧客が買い直しによる売却金額を指定する方法は2種類(1.指定した金額を目安に売却する方法2.残りの非課税枠をできるだけ利用するように売却する方法)。 なお、 売却可能な額は「残りの非課税枠(ポートフォリオの現金部分に追加投資できる現金がある場合は、 その現金分を差し引く)」または「通常の口座の資産」のうち、 どちらか小さい額。

※5 含み益がある資産を売却すると、 税負担が生じて資産評価額が減少するが、 その後にNISA口座で買い直した資産を長期保有し利益を積み重ねることで、 将来得られるリターンの向上を狙うことができる。