日本グロースキャピタル投資法人、株式会社アストロスケールホールディングスの株式を取得


野村スパークス・インベストメント株式会社が資産の運用を受託している 日本グロースキャピタル投資法人は、第一号投資案件として株式会社アストロスケールホールディングスの株式の取得を行ったと2021年11月26日に発表した。

アストロスケールは、宇宙機の安全航行の確保を目指し、次世代へ持続可能な軌道を継承する為、スペースデブリ(宇 宙ごみ)除去サービスの開発に取り組む世界初の民間企業。 2013 年の創業以来、軌道上で増加し続けるデブリの低減・除去策として、今後打ち上がる人工衛星が寿命を迎えたり恒久故障の際に除去を行う EOL(End of Life)サ ービスや、既存デブリを除去する為の ADR(Active Debris Removal)サービス、宇宙空間上での宇宙状況把握 (In-situ Space Situational Awareness, ISSA)、稼働衛星の寿命延長(Life Extension Service, LEX)など軌道上サービスの実現を目指し技術開発を進めてきた。また、長期に渡り安全で持続可能な宇宙環境を目指す為、技術開発に加え、ビジネスモデルの確立、複数の民間企業や団体、行政機関と協働し、宇宙政策やベストプラクティ スの策定に努めている。本社・R&D 拠点の日本をはじめ、シンガポール、英国、米国、イスラエルとグローバルに事業を展開している。

野村スパークス・インベストメント株式会社は次のように述べている。

宇宙空間を後世にわたり永続的に利用する上で、スペースデブリをはじめとした早期に向き合わなければならない課題が 多数存在します。当社は、アストロスケールがそれらの課題解決において主導的な役割を果たすことを期待しております。当社は、野村グループ及びスパークス・グループのネットワークとリレーションを活用し、我が国の資金循環の更なる効率化による成長企業の支援・育成強化、日本経済の成長へ貢献していきます。

 

<野村スパークス・インベストメント株式会社について>

野村ホールディングス株式会社及びスパークス・グループ株式会社の出資により 2021 年 4 月に設立された資産運用会社。近年増加する成長ステージにある非上場企業による資金調達ニーズを背景に、個人投資家を含む日本の投資家へ成長資金の調達機会に対する投資機会を提供するため、非上場企業の IPO を含む成長支援等に強みのある野村グループと、非上場企業株式へ投資するベンチャーキャピタル事業を含む資産運用業務で幅広い実績を有するスパークス・ グループが提携し、設立された。

<日本グロースキャピタル投資法人について>

2021 年 9 月に設立された非上場企業株式へ投資する投資法人で、投資法人の投資口を東証ベンチャーファンド市場 へ将来上場することを計画している。この投資法人は、非上場企業株式への投資機会を提供しながら投資口の上場後は一定の流動性も提供することを企図しており、幅広い投資家から多くの運用資金を預かることを目指している。また、運用期限の定めが無い投資法人の性質を活かして、非上場企業が上場を経て更に成長することを長期にわたり株主 としてサポートすることを目指す。