国内最大ファンド・ランキング(2015年10月)


投資信託事情・投信まとなびによると、2015年10月の国内最大ファンド上位50位(追加型株式投資信託ETFは除く)は除く)は表の通りでした。

 

新光投信が運用する「新光US-REITオープン<<ゼウス>>」が13カ月連続して1位をキープしました。同ファンドの2015年10月末の純資産総額は約1.36兆円で、2015年9月末に比べて約937億円増加しました。

 

純資産総額上位50位のファンドの分配頻度を見ると、上位50位中41ファンドが毎月分配型(年12回)のファンドで、年1回分配ファンドが7本、年2回分配ファンドと年6回分配ファンドが各1本でした。

 

投資対象資産で見ると、引き続き、外国のREIT(不動産投資信託)や外国の債券に投資するファンドが多く見られました。なお、日本の株式に投資するタイプのファンドで最も純資産総額が大きかったのは24位の「フィデリティ・日本成長株・ファンド」で純資産総額は約3,535億円でした。

 

純資産総額上位50位ファンドの月中の資金増減を見ると、資金増加額が最も大きかったのは、4位の「フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無)」で、増加額は283億円でした。次に資金増加額が大きかったのはニッセイアセットマネジメントが運用する31位の「JPX日経400アクティブ・プレミアムOp.(毎月)《JPXプレミアム》」で増加額は201億円、次いで、日興アセットマネジメントの「ラサール・グローバルREITファンド(毎月)」(2位)の+173億円でした。資金増加額が最も大きかった「フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無)」は、フィデリティ投信の運用するファンドで、米国の取引所に上場されている不動産投資信託(リート)に投資します。設定されたのは2003年12月9日で、信託期間は無期限。

 

一方、月中の資金減少額が最も大きかったのは、10月も「野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(米ドル)毎月」(9位)で、減少額は約208億円でした。次いで減少額が大きかったのは、「グローバル・ソブリン・オープン (毎月)」の-89億円、「ピクテ新興国インカム株式F(毎月)」の-75億円の順でした。

 

なお、純資産総額50位までのファンドの騰落率を見ると、過去1カ月の騰落率については、全てのファンドでプラスになりました。過去1カ月の騰落率が最も高かったファンドは、「野村日本高配当株プレミアム(通貨セレクト)毎月」の+16.3%、次いで、「日本株アルファ・カルテット(毎月)」の+14.2%、「野村グローバル高配当株プレミアム(通貨セレクト)毎月」の+12.0%でした。

 

一方、過去3カ月の騰落率を見ると、騰落率がプラスだったのは50本中10本だけで、日本の国債に投資するファンドと海外のREITに投資するタイプが上位を占めました。最も騰落率が最も高かったのは「ダイワ米国リート・ファンド(毎月)」、「フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無)」、「ダイワ・US-REIT・オープン(毎月)B(ヘッジ無)」の3本で、騰落率は各々+2.0%でした。過去3カ月の騰落率で最も低かったのは、「野村日本高配当株プレミアム(通貨セレクト)毎月」で騰落率は-12.1%でした。

 

なお、純資産総額上位50位のファンドの中で、2015年10月末の基準価額が10,000円(ファンドの設定時の基準価額)を上回っていたのは14本だけでした。さらに、8本のファンドは5,000円を下回っています。

 

【国内最大ファンドランキング(2015年10月)】
順位 運用会社 決算回数 ファンド名 月末純資産総額(億円) 月中資金増減(億円) 月末基準価額(円)
1 新光 12 新光 US-REITオープン《ゼウス》 13,686 163 4,497
2 日興 12 ラサール・グローバルREITファンド(毎月) 12,987 173 3,933
3 フィデリティ 12 フィデリティ・USハイ・イールド・ファンド 10,537 5 4,949
4 フィデリティ 12 フィデリティ・USリート・ファンドB(ヘッジ無) 10,169 283 5,924
5 ピクテ 12 ピクテ・グローバル・インカム株式F(毎月) 8,880 8 4,849
6 三菱UFJ 12 グローバル・ソブリン・オープン (毎月) 8,783 -89 5,616
7 大和 12 ダイワ米国リート・ファンド(毎月) 7,740 84 6,251
8 岡三 12 アジア・オセアニア好配当成長株Op(毎月) 7,475 44 3,441
9 野村 12 野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信(米ドル)毎月 7,216 -208 11,405
10 大和 12 ダイワ・US-REIT・オープン(毎月)B(ヘッジ無) 6,402 106 5,580
11 三菱UFJ 12 ワールド・リート・オープン(毎月) 6,182 66 4,418
12 ピクテ 12 ピクテ新興国インカム株式F(毎月) 5,169 -75 2,737
13 大和 12 ハイグレード・オセアニア・ボンド・Op(毎月)《杏の実》 4,923 -20 6,273
14 大和 12 ダイワ高格付カナダドル債Op(毎月) 4,852 -27 5,676
15 日興 12 高金利先進国債券オープン(毎月)《月桂樹》 4,473 2 7,108
16 大和住銀 12 短期豪ドル債オープン (毎月) 4,312 -41 5,003
17 野村 12 野村テンプルトン・トータル・リターン D(ヘッジ無) 4,267 127 13,496
18 大和 12 ダイワ日本国債ファンド(毎月) 4,227 70 10,144
19 三井住友トラスト 12 J-REIT・リサーチ・オープン(毎月) 4,204 73 8,705
20 大和 1 ダイワFラップ 日本債券セレクト 4,088 -28 11,179
21 日興 12 財産3分法F(不動産・債券・株式)毎月 3,792 -0 5,783
22 三菱UFJ 2 グローバル・ヘルスケア&バイオ・ファンド《健次》 3,701 127 10,154
23 野村 12 野村外国債券インデックス(野村一任口座) 3,698 130 10,252
24 フィデリティ 1 フィデリティ・日本成長株・ファンド 3,535 -9 19,352
25 野村 12 野村グローバル高配当株プレミアム(通貨セレクト)毎月 3,416 28 8,700
26 三井住友 12 アジア好利回りリートF 3,173 32 10,062
27 ニッセイ 12 ニッセイ J-REITファンド(毎月) 3,119 -4 5,900
28 野村 12 野村日本債券インデックス(野村一任口座) 3,081 93 10,529
29 野村 12 野村 Fラップ外国債券B(ヘッジ無) 3,080 102 9,966
30 さわかみ 1 さわかみファンド 2,980 -1 21,641
31 ニッセイ 12 JPX日経400アクティブ・プレミアムOp.(毎月)《JPXプレミアム》 2,828 201 9,728
32 DIAM 12 DIAM世界リートインデックスファンド(毎月) 2,793 -10 5,399
33 アムンディ 12 アムンディ・欧州ハイ・イールド債券F (トルコリラ) 2,678 -61 6,227
34 大和住銀 12 日本株アルファ・カルテット(毎月) 2,599 120 5,812
35 DIAM 12 DIAM高格付インカム・Op(毎月)《ハッピークローバー》 2,587 -18 8,003
36 三井住友トラスト 1 コア投資戦略F(成長型)《コアラップ》 2,517 6 12,338
37 大和 12 ダイワ・グローバル債券ファンド(毎月) 2,447 -31 7,316
38 日興 1 インデックスファンド225 2,430 8 5,215
39 大和 1 ダイワFラップ 日本株式セレクト 2,374 73 12,947
40 野村 12 野村日本高配当株プレミアム(通貨セレクト)毎月 2,305 104 13,254
41 三菱UFJ 12 三菱UFJ グローバル・ボンド・Op(毎月)《花こよみ》 2,271 -40 7,309
42 アムンディ 12 アムンディ・欧州ハイ・イールド債券F (豪ドル) 2,227 -48 6,917
43 新光 12 新光J-REITオープン 2,219 11 6,342
44 野村 6 マイストーリー分配型(年6回)B 2,211 -18 9,146
45 三井住友トラスト 12 オーストラリア公社債ファンド《オージーボンド》 2,190 -19 7,166
46 ゴールドマン 12 GS 米国REIT ファンド B(毎月、ヘッジ無)《コロンブスの卵》 2,188 94 4,177
47 野村 1 日本企業価値向上F(限定追加型) 2,095 -9 10,129
48 UBS 12 UBS世界公共インフラ債券投信 (通貨選択)円 (毎月) 2,054 -1 9,387
49 しんきん 12 しんきんJリートオープン(毎月) 2,038 35 7,116
50 レッグ・メイソン 12 LM・オーストラリア毎月ファンド 2,025 -34 6,570

(データ出所:投信まとなび・投資信託事情)