ETFの売買代金ランキング(2020年5月)


ETFランキング

ETF(上場投資信託)市場の概況

東京証券取引所が公表したETF・ETN月間相場表(2020年5月版)によると、2020年5月のETF市場全体の月間売買代金(立会内とToSTNetの合計)は前月比約35.2%減少し、約5.58兆円になりました。1日当たり売買代金は前月から約24.4%減少して約3,102億円になりました。

5月の日本銀行によるETFの買い入れは4,436億円実施され、4月の約1.2兆円から大幅に減少しました。

なお、2020年5月末現在、東京証券取引所には221本のETFが上場しています。

 

ETFの売買代金ランキング

月間売買代金が最も大きかった銘柄は、2020年5月も野村アセットマネジメントの運用する「NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信」(銘柄コード:1570)でした。同ETFの5月の月間売買代金は約3.04兆円(立会内とToSTNeT合計)で、全体の約54%を占めました。また、5月も売買代金上位10位銘柄の売買代金の合計が全体の9割以上を占めました。

売買代金ランキング(上位10位銘柄)は次の表の通りでした。売買代金上位10位ファンド中8本が日本の株式市場を対象とするETFで、この内6本がブルベア型でした。引き続きブルベア型を利用した短期的売買がETF市場の中心であることが伺えます。また、4月に続き原油ETF2本が上位10位以内にランクインしました。

 

【2020年5月 ETF売買代金ランキング上位10位銘柄】

順位 銘柄コード ファンド名 売買代金(百万円) 運用会社
1 1570 NEXT FUNDS日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信 3,043,569 野村
2 1357 NEXT FUNDS日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信 1,048,907 野村
3 1579 日経平均ブル2倍上場投信 204,796 シンプレクス
4 1360 日経平均ベア2倍上場投信 186,249 シンプレクス
5 1321 日経225連動型上場投資信託 165,866 野村
6 1671 WTI原油価格連動型上場投信 127,836 シンプレクス
7 1699 NEXT FUNDS NOMURA原油インデックス連動型上場投信 91,595 野村
8 1458 楽天ETF‐日経レバレッジ指数連動型 87,841 楽天
9 1306 TOPIX連動型上場投資信託 74,072 野村
10 1459 楽天ETF‐日経ダブルインバース指数連動型 66,538 楽天

(データ出所:東京証券取引所 ETF・ETN月刊相場表2020年5月版)