確定拠出年金にもJ-REITファンド


野村アセットマネジメントは、確定拠出年金向けのJ-REITファンド「野村J-REITファンド(確定拠出年金向け)」を4月11日に設定するということです。

J-REITファンドというのは、日本の上場不動産投資信託を主な投資対象とする投資信託のことです。2003年7月に投資信託協会における運用ルールが変更されたことに伴い、REIT(上場不動産投資信託)を組み入れたファンド・オブ・ファンズの設定が可能となったことから誕生した比較的新しいタイプの投資信託です。

今では、J-REITファンドの数は数十本に達していますが、確定拠出年金向けとしては今回設定される「野村J-REITファンド(確定拠出年金向け)に加え、第一勧業アセットマネジメントの「DKA J-REITインデックスファンド <DC年金>」、富士投信投資顧問の「J-REITアクティブファンド<DC年金>」の3本です。

確定拠出年金全体で見ると、取り扱いファンド数や種類は確実に増えています。ところが、私の加入している確定拠出年金では、ファンドのラインアップはスタート当初から変わっていません。他では外貨建てMMFやJ-REITファンドも揃ってきているのに、郵便局の確定拠出年金では、そういうファンドは選択肢にはないのです。投資対象商品は多ければよいというものではありません。似たようなファンドがいくらたくさんあっても意味がないからです。しかし、外貨建てMMFやJ-REITファンドのように他とは異なるタイプのファンドであれば、分散効果が期待できますから、是非、投資対象として加えて欲しいと思うのです。