拠出限度額の引き上げを!


企業年金連合会が7月8日に「平成18年度企業年金税制改正に関する要望事項」を公表しました。この中で連合会は、確定拠出年金についても、次の3点を要望しています。

  1. 拠出限度額の更なる引上げ
  2. 従業員拠出(マッチング拠出)を認めること
  3. 中途引き出し要件の一層の緩和

これは企業型に関する要望ですが、個人型についても、拠出限度額の引き上げを是非実現してもらいたいと思います。現在、個人型の拠出限度額は月額18,000円です。年間216,000円では、この先20年積み立てを継続しても、430万円程度にしかなりません。運用益が期待できたところで、やはりもう少し積み立てたいと思うのです。

企業型は、今回連合会が要望したように、そして米国で実施されているように、企業によるマッチング拠出が認められるようになる可能性があります。しかし、個人型にはマッチング拠出は関係ありませんから、個人の判断において拠出額を設定できるようにして、それぞれが上手にこの制度を利用して将来の生活の基盤を整えられるようにしてもらいたいと思います。