投資の資産配分を再検討


確定拠出型年金では、運用する商品を選択するだけでなく、その投資割合についても自分で決めることになっています。そして、この投資割合を途中で変更することも可能です。

私の場合は、毎月の拠出金の50%をフィデリティ・日本成長株・ファンドに、残りの50%をステート・ストリート外国株式インデックスに配分しています。この割合を、例えば、30%と70%、10%と90%というように変更することが可能です。それも、オンラインで簡単に変更手続きを行うことができます。

日本の株式市場は、一時売買高がバブル期並みに回復したというニュースが流れるなど、底打ちした感じが出てきたので、この割合の見直しを考えてみようかと思いました。しかし、インターネット上でニュースやコメントを読んでみると、どうやら一時の盛り上がりはすでに消え失せているようで、売買高も一時ほどはありません。本日、日経平均は1万円の大台を回復しましたが、上値を積極的に試す力は、急速に終息してしまったように感じました。

しかも、お盆休暇のせいもあるのか、外国人投資家が夏休みに入ったのか、市況コメントを読むと、買い手不在の様子。というわけで、日本株ファンドの投資割合の引き上げは当面お預けとすることにしました。投資の資産配分を考える――。ちょっとだけ、ファンドマネージャーの気分を味わいました。