あまり増えていない個人型加入者


厚生労働省及び厚生年金基金のホームページによると、確定拠出年金の個人型の加入者数は次のように増えてきているということです。

2001年  400人
2002年 14,000人
2003年 28,000人
2004年 46,000人
2005年 50,073人(7月末現在)

今年の数字については、7月末現在のものですので、後半に伸びる可能性はありますが、これまでの数字で見ると伸び率は鈍化してきたのかもしれません。伸び率鈍化の要因については不明ですが、PR不足が一因だと私は思います。実際、私の周りでは確定拠出年金の存在を知らない人の方が多いです。取り扱っている郵便局に行っても、保険などの商品については、大きなポスターが貼られてたり、カラフルなパンフレットが目立つところに置いてありますが、確定拠出年金については、郵便局の隅の方に「確定拠出年金」とラベルの付いたA4のファイルが置いてあって、「ご自由にご覧下さい」と書かれているだけです。これでは、手にとって見る人は少ないだろうと思います。取り扱っている銀行でも状況は同じようなものです。

企業型であれば、会社から様々な情報提供や教育を受けることができますが、そうでない場合は、自己責任という名目で置き去りにされている国民が多いように思います。