日本の株式市場が好調にもかかわらず、私の頭の中には、もし市場が暴落するようなことになったら、確定拠出年金ではどう対処すればいいのだろう、という疑問がよぎりました。こんなことを考えたのは、多分、昨夜読んでいた本の中に、過去における株式市場暴落の話が何度も出てきたせいでしょう。
とはいえ、気になったので、ウェブとコールセンターで確認してみました。
仮に、市場が暴落したり、長期にわたり、かなりの下落が続くと予想されたら、私の場合は、一時的に確定拠出の資金を投資信託から預貯金などにシフトしたいと考えます。この場合は、確定拠出年金では、「運用商品預替」を行うことになります。「運用商品預替」とは、現在運用している商品を売却し、その売却金額を原資として別の商品を購入することです。
私が積み立てている商品は投資信託二本です。ですから、この二本を全て売却して、安全資産である預金を購入するわけです。コールセンターによると、正午までに売却指図を行った分については、翌日の基準価額(外国投信の場合は翌々日の基準価額)で売却可能だそうです。購入分については、投資信託の売却資金の決済が完了する4日後(外国投信の場合は5日後)に、購入手続きが完了することになるということです。
これが必要になる事態が訪れるかどうかはわかりませんが、対処方法を考えておくことで、いざと言うときに、落ち着いて行動できるようになると思います。気持ちの上では、少し安心しました。