投資信託の歴史(日債銀投資顧問)


日債銀投資顧問は、1986年8月29日に設立され、2000年11月28日に証券投資信託委託業の認可を受けました。設立当時の社名からもわかるように、日債銀投資顧問は当時存在した政府系金融機関である長期信用銀行三行のうちの一つの日本債券信用銀行の子会社として設立されました。認可当時の株主構成は日本債券信用銀行(44.5%)、日本債券信用銀行グループ(15%)、その他の銀行・証券(40.5%)でした。

しかし、バブル崩壊後、日本債券信用銀行は経営不振に陥り、1998年12月に金融再生法(金融機能の再生のための緊急措置に関する法律)により一時国有化されました。その後、2000年9月に同行の株式はソフトバンク株式会社やオリックス株式会社などによる投資グループに売却され、2001年1月には社名があおぞら銀行に変更されました。

親会社の社名があおぞら銀行に変更されたのに伴い、2001年1月14日に、日債銀投資顧問の社名もあおぞらアセットマネジメントに変更されました。この時点では、あおぞらアセットマネジメントは、あおぞら銀行の100%子会社でした。

2001年6月25日に、ソフトバンク・インベストメント株式会社が、あおぞら銀行から、同行の保有するあおぞらアセットマネジメントの株式の70%を取得しました。

2002年5月1日に、あおぞらアセットマネジメント株式会社とソフトバンク・アセットマネジメント株式会社が合併し、新会社の商号はエスビーアイ・アセットマネジメント株式会社になりました。この時点でのエスビーアイ・アセットマネジメントの株主構成はソフトバンク・インベストメントが95.08%、あおぞら銀行が4.92%でした。

2005年7月1日に、ソフトバンク・インベストメント株式会社がSBIホールディングス株式会社に社名変更して持株会社に移行し、同時に、エスビーアイ・アセットマネジメント株式会社の社名がSBIアセットマネジメントに変更されました。2009年12月15日現在、SBIアセットマネジメントはSBIホールディングス株式会社の100%子会社です。