米国のETFのOpen-end Fund(オープン・エンド・ファンド)とはどのような形式のETFですか?


Open-end Fund(オープン・エンド・ファンド)とは

Open-end Fundは、現在の米国のETFの多数を占める形式で、UIT(Unit Investment Trust)と並び米国の投資法人の形式の1つです。このOpen-end Fundは、上場されていない一般的なミューチュアルファンドと同一の仕組みであり、運営や運用において、UITと比べ柔軟性が高いことから、現在の多くのETFでは、Open-end Fundの形がとられています。

 

Open-end Fund(オープン・エンド・ファンド)の特徴

Open-end Fundには、期限の定めはなく、配当金の再投資も可能のため、UITで問題とされていた配当金の運用効率の低下に関しては、Open-end Fundでは問題となりません。

このほか、Open-end Fundでは、先物取引オプション取引などデリバティブの利用や貸株による品貸料収入の獲得も認められていることから、コストの低減や運用効率の改善について、より多くの機会が開かれているということができます。

最も柔軟性の高い形式であるため、具体的なファンドの性格は、ファンドの仕組み自体ではなく、運営・運用の方針によって左右される部分が大きいということができるでしょう。