当たり屋につけ


「当たり屋」とは、売っても買っても負け知らず、相場の読みがとことん当っている人のことを指します。行き詰まって思い悩んでいるような時は、あれこれ考えるより“当たっている人”に付いて便乗してみよ、という格言です。

当然、「当たり屋」と言えど、未来永劫当たり続けるわけではありません。好不調の波は誰にもあります。最終的に自から決断して当たり屋についてした損であればあきらめもつきますが、そっくりそのまま人の真似をして損をしたのであれば、後悔やショックも大きいです。逆恨みしたところで自業自得。投資に限らず、日常生活においても、うまく波に乗って好調な人というのは必ずいます。自分が不調であれば、なおのことまぶしく輝いて見えるもの。

自分が落ち込んでいたり、気持ちが弱っている時は、運気を持つ「当たり屋」に会うようにするといいかもしれません。言動を真似するというより、その人の持つポジティブなパワーや勢いのある運気をおすそわけしてもらうのです。それだけで、みるみる自分も前向きな気分になれるから不思議。

逆に自分が好調なときは、不調な人にパワーを分けてあげましょう。お互いにもちつもたれつの気持ちでいれば、自然と人間関係が良好になります。活気や熱気という“気”のパワーを与えたり、与えられるような人づき合いをしたいですね。