ウェルスナビ、総額45億円の資金を調達


預かり資産・運用者数No.1 ロボアドバイザー(※1)「WealthNavi(ウェルスナビ)」を提供するウェルスナビ株式会社は、 未来創生ファンド、 グローバル・ブレイン、 ソニーのコーポレートベンチャーキャピタルであるSony Innovation Fund、 DBJキャピタル、 SMBCベンチャーキャピタル、 みずほキャピタルを引受先とした第三者割当増資により15億円、 複数の金融機関からの融資等により30億円、 総額45億円の資金調達を実施した。 ウェルスナビは、今回の資金調達により、 経営基盤、 サービスの開発・運用体制の強化、 およびマーケティングの強化を進める。

ウェルスナビは、資金調達の目的について次のようにコメントしている。

ノーベル賞受賞理論に基づいた「長期・積立・分散」の資産運用を全自動で行うロボアドバイザー「WealthNavi」は、 2016年7月の正式リリースから約1年7カ月で申込件数7万口座、 預かり資産600億円を達成しました(18年1月24日現在)。 「WealthNavi」のサービスが働く世代の資産形成ニーズにマッチし、 短期間で多くの支持を得ることができました。

今回調達した資金は、 経営基盤の拡大・強化、 ロボアドバイザー「WealthNavi」やおつりで資産運用アプリ「マメタス」の新機能拡充や機能改善、 運用体制のさらなる強化、 マーケティングおよびプロモーション活動の推進に充当する予定です。

当社は従業員の過半数がエンジニア・デザイナーなどのクリエイターという「モノづくりができる金融機関」であることを特徴とし、 誰でも利用しやすく、 フィデューシャリー・デューティーを徹底したサービスづくりを心がけています。 今後も「長期・積立・分散」による資産運用の普及に努め、 働く世代の資産形成をサポートしていきます。

※出典:日本投資顧問業協会(2017年9月末時点)。 比較対象は、 投資一任型のロボアドバイザーを提供する上位4社(ウェルスナビ、 楽天証券、 お金のデザイン、 マネックス・セゾン・バンガード)

■資金調達先(新規)の紹介 

未来創生ファンド

未来創生ファンドはスパークス・グループ株式会社を運営者とし、 トヨタ自動車株式会社、 株式会社三井住友銀行を加えた3社の出資で、 2015年11月より運用を開始した。 2017年9月末時点では、 上記3社を加えた計20社からの出資を受けている。 「知能化技術」「ロボティクス」「水素社会実現に資する技術」を中核技術と位置づけ、 それらの分野の革新技術を持つ企業、 またはプロジェクトを対象に投資を行う。

グローバル・ブレイン

グローバル・ブレインは、 総額500億円を超えるファンドを運営し、 日本のみならず、 グローバルに展開している独立系ベンチャーキャピタル。 情報技術トレンドに対する高度な理解・分析力をベースとした戦略的ソーシング能力や、 多様なバックグラウンドを持つチームによるきめ細かいハンズオン支援能力等を強みとし、 1998年の設立以降、 複数のファンドを組成し、 高い運用実績を有している。

Sony Innovation Fund

2016年7月にソニー株式会社が設立。 AIやロボティクスを始めとした今後ソニーが注力する事業領域において、 優れた外部の研究者やスタートアップなどとの協業を従来以上にグローバルに推進し、 また、 グループ内リソースを活用した投資先の事業成長支援などを通じて、 よりオープンなエコシステムの創出を目指している。