GMOあおぞらネット銀行、子ども向け金融教育サービスの開始を目指しMEMEと業務提携


GMOあおぞらネット銀行と株式会社MEME(ミーム)(以下、 MEME)は、 子ども向けの金融教育サービスの提供を目的に業務提携したと2022年2月8日に発表した。

GMOあおぞらネット銀行は、 「かんたん組込型金融サービス」で、 MEMEの子ども向け金融教育サービス「manimo(マニモ)」の2022年夏ごろ提供開始に向けて支援してゆく。なお本サービスの開始には、 MEMEが電子決済等代行業など必要なライセンスの取得をすることが前提となる。

子ども向け金融教育サービスの開始を目指しMEMEとGMOあおぞらネット銀行が業務提携

GMOあおぞらネット銀行は、業務提携の背景について次のように述べている。

近年、 デジタル技術の革新に伴う決済手段の多様化や、 高等学校の家庭科の学習内容に資産形成が加わるなど子どもに対する「金融教育」への注目度が高まっています。

特に、 キャッシュレス決済の普及により、 現金に触れる機会が減っていることで、 「お金の流れ」や「お金の価値」などが見えにくくなっています。

そこで、 MEMEと当社は、 現在の生活様式に合わせた、 お金の価値や適切なお金の使い方を学習することで、 将来のお金のトラブルを防ぎ、 人生100年時代に必要なお金を「貯める」「使う」「増やす」といった金融リテラシーを身につけることにつながるとして、 子ども向け金融教育サービスの提供に向け、 業務提携を締結するに至りました。

 

2022年夏ごろ提供予定の子ども向け金融教育サービス「manimo」について

MEMEが準備中の「manimo」は、 10歳以上15歳未満のお子さまが実際に「働き(おてつだいをする)」、 お金を「稼ぐ」「貯める」「使う」「管理」するといった一連の流れを体験することができる、 お金の価値を学べる教育サービスとしてスマートフォンアプリの形態での提供を予定している。 「manimo」アプリで、 親から子へおてつだいの依頼(タスク管理)、 おてつだい完了時のおこづかいの入金、 実店舗やECサイトでのデビットカード決済、 お子さまのおこづかいの支出管理を実際に体験してみることが可能。 GMOあおぞらネット銀行によると、口座に入っている金額以上の利用ができないというデビットカー ドの特長に加え、 アプリから決済上限額の設定をさらに細かく行えるため、 安心して利用することができる。

2022年夏ごろ提供予定の子ども向け金融教育サービス「manimo」について

 

※このサービスの利用には、 MEMEの「manimo」サービスサイト、 ならびに「manimo」アプリから、 「manimo」サービス利用者向け専用支店「マニモ支店」での親(親権者)および子の口座開設申込が必要となる。 サービスの詳細が決定いたしましたら、 MEMEやGMOあおぞらネット銀行Webサイトなどで告知される。

※上記ビジュアルはイメージ。 「manimo」アプリの実際のデザインは変更となる場合がある。

 

「お金の教育」への組込型金融サービスの貢献

GMOあおぞらネット銀行によると、同社の「かんたん組込型金融サービス」は、 接続契約社数200社(2021年1月17日時点)を誇る銀行APIをはじめ、 専用カード、 専用支店のほか、 各種銀行機能を細分化して提供するサービスで、 安価かつ導入企業さまが金融機能を組み込むためのサービス開発がしやすいという特長がある。 必要な銀行機能のみを柔軟に選択し、 サービスやビジネスに組み込むことで、 早期の事業化を支援する金融サービスとしてさまざまな業種の事業者に高く評価されている。また、 このほかにもMEMEがGMOあおぞらネット銀行の「かんたん組込型金融サービス」を採用した理由の1つに、 同社がVisaデビット付キャッシュカードを発行していることがある。 デビットカードは、 クレジットカードが使える店舗でカード決済ができる点は同じながら、 クレジットカードとは異なり、 口座に入っている金額=利用限度額*となることから、 使いすぎを防止し、 子供の金融教育に安心して取り組んでもらえるとして採用された。

*利用限度額は、 1,000円単位で設定することも可能。

<「manimo」で採用する当社「かんたん組込型金融サービス」>
1)「manimo」アプリ内で、 シームレスな支出管理を実現する参照系・更新系API
2)10歳以上15歳未満のお客さま(お子さま向け)専用デビットカードの発行
3)専用支店「マニモ支店」の開設