R&I、年金・投信向けファンドの表彰制度を開始


格付投資情報センター(R&I)は、長年にわたり確定給付年金向けファンドや個人投資家向けファンド、確定拠出年金向けファンドの定量評価、定性評価を行ってきたが、今般、現状の定量評価の枠組みを活用し、優れた運用成績を示したファンドを表彰する「R&I ファンド大賞」制度を新たに開始する。R&Iでは、「第三者の立場から、恣意性を排除した基準に基づくファンドを表彰することにより、資産運用業界全体の発展に寄与したいと考えている」と述べている。

表彰制度の特徴は次の通り:

  • 初の3分野表彰・・・確定給付年金向けファンド及び個人投資家向けファンドの2分やにおいても同時に表彰を実施するのはR&Iが初めて。また、確定拠出年金向けファンドの分野での表彰も、R&Iが初めてとなる。
  • 国内系では初の本格的な表彰・・・これまで外資系企業によるファンドの表彰例はあるが、純粋な国内企業によるファンドの表彰は、R&Iが初めてとなる。
  • 中立・構成な立場からの表彰・・・R&Iはあらゆる運用期間と一線を画しており、また自ら運用も手がけていない。表彰はこうした中立的な立場から行う。

表彰制度の概要:

  • 名称:『R&I ファンド大賞』
  • 表彰対象:下記3分野において、運用カテゴリーごとに2~3ファンドを選んで表彰する。

    投資信託

    国内籍公募追加型株式投信(確定拠出年金専用ファンドを除く)で、国内株式、外国株式、国内債券、外国債券で運用されるカテゴリーを中心に選ぶ。

    (確定拠出年金)

    確定拠出年金として利用されている(あるいは利用される予定の)国内籍公募追加型株式投信で、国内株式、外国株式、国内債券、外国債券で運用されるカテゴリーを中心に選ぶ。

    (確定給付年金)

    確定給付年金を対象とする「R&I ユニバース計測サービス」に登録しているファンドで、国内株式、外国株式、国内債券、外国債券及びその組み合わせで運用されるカテゴリーから選ぶ。

  • 評価方法:毎年3月末時点を基準とし、過去のリスク・リターン等に関する運用実績データによる定量評価を用いる。
  • 結果の公表:年1回、4月下旬~5月上旬に結果を公表する。