ステート・ストリート、「SPDR SSGA ジェンダー・ダイバーシティ・インデックス ETF」国内届出完了


ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社はNYSEアーカ取引所に上場している『SPDR SSGA ジェンダー・ダイバーシティ・インデックス ETF』(ティッカー:SHE US、英語名:『SPDR SSGA Gender Diversity Index ETF』)について、4月12日付で金融庁への新規届出を完了したと発表した。同ETFはステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(以下SSGA)が開発した指数である「SSGA ジェンダー・ダイバーシティ指数」のトータルリターンに、経費控除前で、概ね連動する投資成果を上げることを目標としている。

「SSGA ジェンダー・ダイバーシティ指数」は、「性差に多様的」(上級経営・管理者層のポストにおいてジェンダー・ダイバーシティ(性差の多様性)が示されている。)とされた米国の大型株のパフォーマンスを計測することを目標とする指数。同業種に属する他の企業よりも、上級経営・管理者層においてジェンダー・ダイバーシティが示されている米国企業に投資することを追求し、指数構成銘柄は、3つのジェンダー・ダイバーシティ比率によって、各業種内でランク付けされる。

SSGAは、ジェンダー・ダイバーシティを、業績改善を促すための多様な技能と専門知識として、取締役に対して取締役会が導入できる方法の一つと考えている。SSGAによると、取締役会におけるジェンダー・ダイバーシティは、2015 年以降SSGAのエンゲージメント・テーマとなっており、米国、英国、豪州において、さらに 2018 年からは日本やカナダの企業に対しても取締役会におけるジェンダー・ダイバーシティ向上に向けた取り組みを行っている。

SSGAにおける取締役会におけるジェンダー・ダイバーシティに関する施策詳細は、「取締役会のジェンダー・ダイバーシティ向上に関するステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズのガイダンス」に説明されている。

届出が行われた「SPDR(R) SSGA ジェンダー・ダイバーシティ・インデックス ETF」は、今後、日本においても取り扱い証券会社を通じて取引できるようになる。

今回の届出により、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ株式会社のETFの国内取扱銘柄数は東証重複上場の3銘柄と合わせて合計32本となる。実際の取扱い銘柄は証券会社によって異なる。

国内取扱SPDR(R) ETF銘柄一覧

■SPDR ETF(上場投資信託)について

SPDR ETFはSSGAが提供するETFのブランド。SSGAは米国で初めてETFを発売したETFのパイオニアとして知られている。米国第一号のETFであるSPDR S&P 500(R) ETF(SPY)は2018 年 1月 29 日に米国上場 25 周年を迎えた。SPYは純資産総額、流動性ともに世界最大のETF(※1)に成長している。

SSGAは次のようにコメントしている。

SPY から始まった数々の革新は、全てのSPDR(R) ETFのDNAに組み込まれています。そして、この革新の中核にあるのは、投資家の皆さまのニーズに応えたいという情熱です。グローバルにおける長い経験とネットワークを活用し、多様な資産クラス、時価総額、そしてスタイルの中から、投資家の皆さまのニーズに合致したETFを市場にお届けしています。

※1 Bloomberg Finance L.P., 2018 年 3 月末現在